2012年4月10日火曜日

SEMANA SANTA ~プロセシオン~

先週は、ヨーロッパや南米でSEMANA SANTA(セマナサンタ)という大きな宗教行事が行われていました。意味は聖週間で、キリストの死と復活に関わる行事です。CRNAVALとならぶ最も大きな祭りらしいです。もちろん学校の授業もすべてお休みでした。

ちょっと自分の知ってる範囲でセマナサンタを説明します。
セマナサンタの日にちは毎年違います。春分の日から数えて最初の満月の次の日曜日がキリストが復活した日とされ、その1週間前の日曜日からセマナサンタが始まります。大体3月末から4月下旬あたりらしいです。

この1週間にキリストの身に起こったことはこんな感じらしいです。

  • 日曜日 キリストは、宗教活動の反対派に殺されることを覚悟の上でエルサレムという国に乗り込みます。
  • 月曜日~水曜日 キリストは神殿に行ったりして熱心に人々に教えを説きます。
  • 木曜日 この日が「最後の晩餐」。キリストは12人の弟子と食事をします。しかし、だれも、この日が最後の晩餐になることは知りませんでした。
  • 金曜日 弟子の1人であるユダの裏切りによって捕えられたキリストは死刑判決を受け十字架にはりつけにされ亡くなります。その時、キリストは3日後に蘇ると言い残したそうです。
  • 日曜日 そして、3日後の日曜日にキリストは蘇ります。

これが1週間の出来事です。それに関わる様々な行事が行われました。今日は、4月3日火曜日に行われたプロセシオンについて書きます。プロセシオンとは聖行列という意味です。様々な宗教的意味を持った人や物がリオバンバの街を行進しました。パレードでなく重苦しい雰囲気がありました。
パソと呼ばれるキリスト像
ナレサノやペニテンテと呼ばれる巡礼者。
トュニカと呼ばれる奇妙な衣装。
十字架を背負って歩くキリスト。

貼り付けになっているキリスト。

なんとも重苦しい雰囲気でした。多分、キリストの痛みや苦しみを分かち合うという意味が含まれているのだと思います。そのため、素足で歩いたり、本当に鞭で叩かれたりしている人がいました。

宗教的行事は、日本人には理解が難しいです。明日は、セマナサンタに食べる料理を紹介します。

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