2012年10月6日土曜日

嬉しいような、悲しいような。

エクアドルに来た時から描いていた夢があります。それは「自分の任地で授業研修会のシステムをもつ学校をつくる。」ということです。その夢の実現のために、今まで4つの段階を踏んで研修会を行ってきました。

そして、いよいよ授業研修会を実践していく段階に入ってきました。私の研修会に数回参加し、私との人間関係もあり、授業研修会に興味を持ってくれている学校を選んで行っているので、スムーズに公開授業、授業検討会が行えています。

しかし、本日の学校は人間関係の点で少し問題が起こってしまいました。

本日の学校は、校長先生がすごく積極的で、授業研修会にもすごく前向きです。わざわざ、私の仕事場まで車で迎えに来てくれるほど歓迎されていました。「こんな待遇初めて」と感動しながら、その学校に到着しました。その学校に着いた瞬間、学校の先生たちは「ゲンキ待ってたぞ~」とお迎えしてくれました。ありがたい話です。しかし、次の瞬間、頭を抱えたくなる光景を目にしました。

みんな教室ではなく食堂に入っていきました。おもてなしの豪華昼食を作るためです。もちろん、教室の子どもは・・・・。エクアドル人は歓迎や感謝の気持ちを食べ物で表現する人たちなんです。

子どもを下校させた後はいよいよ昼食会です。大量のおかずが食堂に並びました。
豪華な昼食。
おいしかったけど。。。
私の公開授業は13時15分から、その後の授業検討会を14時から予定していましたが、食べ始めたのが13時(汗)。みんなが食べ終わったのは13時45分。先生達のやりきった顔を見ると何も言えませんでした。うん、言えませんでした。1時間45分の内容を1時間にまとめるのは無理がありました。「嬉しいような、悲しいような」

お別れの時、彼らは「次は、肉を準備しとくしな~」と笑顔で見送ってくれました。彼らは本当にいい人たちなんです。

けど・・・「嬉しいような。悲しいような。」

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