2012年10月14日日曜日

エクアドル支部長のボランティア活動

たまには、本職のボランティア活動のことを書かないと、教え子たちが「先生はエクアドルに旅行しに行ってる」と勘違いしてしまうので、本日はボランティア活動のことを書きます。

チンボラソ教育事務所に着任して1年3か月が経ちました。同僚に恵まれ、自分が想像していた以上に自分のやりたい活動ができています。私の一番の目的は「エクアドルの小学校に授業研修会のシステムをつくる」ということです。それに向けて、今まで130回以上の研修会を積んできました。そんだけ研修会をやっていると、街でも「GENKI」や「CHINITO」と多くの先生が声をかけてくれます。しかし、残念ながら私は彼らの顔を全く覚えてないのです。顔を覚えてないことを悟られないためのコミュニケーション術が格段向上している今日この頃です。

先日、研修会の様子が新聞に載りました。人生で初めての新聞デビューがエクアドルになるとは思いもしませんでした。

そして、教育委員会が、現地教員のためのGENKIビデオを作ってくれました。

久しぶりに動く中江先生です。エクアドルでもしっかり生きています。

この新聞やビデオの一番の効果は、エクアドルの先生がJICAボランティアについて理解を深められるということです。

自分は初代のボランティアだったため苦労しました。一番つらかったのは「何のために何しに来たの?」という現地教員の冷たい目線でした。研修会を重ねることで人間関係ができ、今では「ちょっと馴れ馴れしすぎないか!」と言いたくなるほどの関係を築けた先生も多くいます。私の次に来るボランティアさんが、働きやすくなる土台にもなるんではないかと思います。

さてさて、私の活動も残り5か月。まだ自助努力で研修会をコーディネートした学校はゼロです。非常に難しい!けど、この活動の積み重ねが大切。何年後かに・・・。いや、やっぱり自分の任期中に自ら授業研修会を構成運営する学校を生んでみたい。ラストスパートがんばります。

今、ちょっと思いました。一番時間を費やしているはずのボランティア活動ですが、こんなにコンパクトにまとまってしまいました。なんか悲しい・・・。


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