2013年1月28日月曜日

エクアドルの授業改革

今、私がエクアドル教員対象に行っている研修会では、エクアドルの授業スタイル改善を狙っています。

算数の場合、エクアドルの授業は、教員が始めに解き方を説明し、その後子どもが練習問題を取り組むというスタイルが中心です。日本では、教師が主発問を行い、子どもが考え、意見を交流し、より良い解き方を見つけ、その後、練習問題を取り組むというスタイルが理想とされています。もちろん日本のスタイルの方が、子どもは考える力を養えるし、授業も活発になります。この日本スタイルをエクアドル、チンボラソ県の先生に伝えています。

スペイン語ではDESARROLLO CON 5 FACESと言います。
①主発問
②子どもが考える
③意見の交流
④まとめ
⑤練習問題

このスタイルを紹介すると、エクアドルの先生は「なるほど!!」と大感動します。しかし、今までの説明中心スタイルの授業からの脱却はなかなか難しいようです。

そんな中、このDESSARROLLO CON 5 FACESを忠実に自分の授業に取り入れ、すばらしい授業をした先生が現れました。
日本スタイルで授業を行った先生。
この時間は、私がエクアドルで参観した授業の中でもっともいい授業でした。子どもが自分で考え、その後いろいろな意見を活発に交流させ、まとめて、最後に練習問題でしっかり習ったことを定着させる。 すばらしい授業でした。もっとも印象的だったのは、子どもの生き生きした表情です。

友達の意見を集中して聞く生徒。
教師はこんな顔を見るためにがんばって授業準備するんです。
こんな子どもの表情がエクアドルでたくさん生まれるように、これからも研修会がんばっていきたいと思います。

2 件のコメント:

  1. 先生お久しぶりです。

    エクアドルの文化は日本と違う面が多いですね(#^.^#)
    また 教育での教え方も全く違うなんてびっくりです☻☻☻

    最近 日本にいた時にやっていらっしゃったBBQは
    どうしてますか?


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  2. お久しぶり。
    BBQできてないな~。すっかり。一度はやって帰りたいと思ってるけど。

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