2013年1月19日土曜日

日本を訪れたエクアドル人が語る「日本の印象」

先日研修会に行った学校は、今年、日本で行われた舞台芸能の国際フェスティバルに参加しました。生徒16人、教師3人が富山県に行き、ミュージカルを披露したそうです。

その先生たちが熱く日本の印象を語ってくれました。その中でも3つ印象に残ったことを紹介します。
①日本人はよくキャベツを食べる。②日本では落し物が返ってくる。③日本は静か。この3点です。

①日本人はよくキャベツを食べる。
彼らは約2週間日本に滞在しました。その間、ホテルなどでいろいろな日本食を食べました。味噌汁や豆腐、刺身など、どれも好評でした。特に富山で食べた白ご飯が最高においしかったそうです。

ある先生が「日本人はなぜキャベツをたくさん食べるのだ?」と私に質問しました。確かに、エクアドルでコールスローを食べたことがありません。一方、日本ではフライ物には必ずキャベツがついてきます。揚げ物が多いエクアドルに、揚げ物と相性のいいキャベツが出てこないのは不思議です。だから「揚げ物と相性のいいキャベツを、なぜエクアドル人は食べないんだ?」と逆に質問しました。彼らは「さあ?」と言っていました。

②日本では落し物が返ってくる。
滞在中、2名の生徒が落し物をしたそうです。一人はIPHON、もう一人はカメラ。二つとも、翌日交番に届いていたそうです。彼らはその不思議な現象に驚いていました。「なぜ、落としたものが返ってくるんだ?。なぜ自分のモノにしないんだ?」と。日本人の私にとっては、とても気分のいい話でした。確かにエクアドルでものを落としたら、即あきらめます。日本人ってすごい人種なのかもしれません。落し物をした生徒たちは、一生、日本に好意を持ってくれることでしょう。

③日本は静か。
「日本は落ち着いていて静かだった。」この言葉は意外でした。エクアドルより日本の方が人も交通量も格段に多いです。でも彼らは「静かだった」と言いました。彼らが言うには、「道がきれいで車も質が良く、音を立てず走っている。クラクションもあまり鳴らさない。街のシステムがすばらしく、人の多さを感じなかった。人もおだやかだった。」と。

3人の先生は、日本をべた褒めしていました。その内の一人は「お金をためて4年後もう一回行くのが私の夢です」と語ってくれました。日本を実際に訪れた人が、日本の良さを実感し、日本を好きになってくれるのは嬉しい話です。

私は、この話を聞いて、「日本人としてエクアドル人の見本になるように活動や生活をしていかなければ」と思いました。残り2か月、エクアドル支部長がんばります。



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