2011年11月11日金曜日

バスでの移動中に。

 サラグロから次の目的地であるビルカバンバに移動するのに長距離バスを利用しました。
その乗車中に、エクアドルならではの2つの出来事に遭遇できました。

一つ目の出来事。
 サラグロからビルカバンバへは大変険しい道をひたすら走りました。グネグネの山道で、路面も若干ガタガタ。それに加え運転手は飛ばし屋ですから、車内の居心地は結構なものです。しかも座れない乗客もたくさんいます。私を含めた立ち乗り客は体勢を維持するのに必死です。

 そんな状態で1時間ほど経過した時、車内後方から「BOLSO(ボルソ)」という声が聞こえました。袋という意味です。乗客が気分を害した模様。
 すると、前方から高速のボルソリレーが始まり、あっという間にボルソは目的地に到着しました。この連携の早さに衝撃を受けました。まるで、一つのチームかのように無駄な動きなく、袋をリレーしたのです。
 そして、15分後。二人目の被害者が出ました。また後方から「BOLSO」という声がかかり、前方にいる乗客が反射的にテレビの下のBOLSOを取り、後ろに回していきます。今回は私もボルソリレーに参加。車内が一つのチームになり、あっという間にボルソリレー終了。再び感動しました。
前方の帽子をかぶった人が一番手。多分ボルソリレーのプロです。

 二つ目の出来事。
 ビルカバンバに向かう途中の坂道でアクシデント発生。なんと、バスが煙をふいて急停車。
故障したバス。後方にいる人々は取り残された乗客
 乗っていたバスが故障で停車する経験は初めてなのでテンション上がってしまいました。運転手は、数分後に同じ行き先のバスが来るから大丈夫と言ったので安心してました。故障したバスは、修理のため煙を吹きながら坂道を下っていきました。
そして、20分後同じ行き先のバスが見えました。みんなそのバスを止めようと必死で手を振りました。しかし、そのバスは乗客が息をするのも苦しそうな位満員でした。もちろん、その満員バスはスピードを落とすことなく走り去って行きました。その瞬間、みんな希望を捨て、別の交通手段を求めて散らばりました。私を含めた数人は、 あの運転手が引き返してくるだろうと思ってしばらく待っていましたが、やっぱりきません。1時間後、別会社のバスにのって、もう一度代金を支払いました。

不思議なことに、誰もあの運転手やバス会社の文句を言いません。エクアドル人の切り替えの早さ見習います。

1 件のコメント:

  1. ぅぅぅん~~~びっくりですね.......!!!!!!!!!!!

    若い人には  ちんぷんかんぷん  かもしれんけど

    (田舎のバスは ガタゴト~走る~......)
    と ゅぅ 大昔の歌を思い出してしまいましたぁぁ(笑)

                      angy

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