2013年3月9日土曜日

多言語なお食事会

任地であるリオバンバを離れる一月前からお別れ会の嵐でした。

ある学校の校長先生が開催してくれたお別れ会は4つの言語が飛び交うユニークなお食事会になりました。その学校にはドイツ人やスペイン人のボランティアが働いています。そして、先月から、たまたまボランティアの友人のカナダ人がリオバンバに来ていました。校長先生が招いてくれたお別れ会には、そのドイツ人二人、スペイン人一人、カナダ人一人、エクアドル人5人、そして関西人一人が参加しました。
左からエクアドル人、カナダ人、ドイツ人、スペイン人ボランティア、ドイツ人ボランティア。
カナダ人の男性は英語を話し、スペイン語を話せません。ドイツ人の年配の女性は英語とドイツ語を話しますが、スペイン語を話せません。ドイツ人の若いボランティアは、ドイツ語とスペイン語を話します。
そんな中ですが、スペイン語を話す人が多いので、主にスペイン語で会話をしていました。

カナダ人が発言するときは、3つのプロセスを通してスペイン語に変換されていました。
① カナダ人からドイツ人
② ドイツ人からドイツ人ボランティア
③ ドイツ人ボランティアから全員へ

その過程がとても新鮮で面白かったです。そんな状況なので、お別れ会の後半は言語をテーマにみんなで盛り上がりました。そして、一番盛り上がったのは「日本語」についてです。アルファベットを使わない言語にみんな興味津々でした。特に彼らが興味を抱いたのは以下の二つです。
①「ひらがな、カタカナ、漢字」という3つのスタイルの文字を使う事
②携帯電話でのメールの打ち方。

アルファベットですべての文字を表現するドイツ語、英語、スペイン語圏の人にとって、3つも文字の種類がある日本語は不思議な言葉です。
携帯電話で「あ行」のボタンを3回押すと「う」になるというスタイルの文字の入力方法にも感動していました。

日本語は特殊であり外国語を覚えるのにはかなり弊害の多い言葉ですが、多言語なお食事会では注目も的になる魅力的な言葉でした。
最後にみんなの名前を漢字に変換して、ポストカードに書いてあげたら大喜びでした。
日本語ってかっこいい言葉なんだと改めて感じました。


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