2012年9月26日水曜日

エクアドルの英雄、ジェフェルソン・ペレス

先週、11日間のメキシコ旅行から無傷で帰ってきました。ガラパゴス旅行の時と同様、明日からメキシコ旅行日記を数日間続けることになると思います。覚悟していてください。

メキシコの旅報告する前に、前回のブログで話題にあがったジェフェルソンペレスについて、今日は書きます。

ジェフェルソンペレス
エクアドルの英雄。
彼がなぜ英雄かと言うと、エクアドル史上唯一オリンピックで金メダルを獲得した人間だからです。
1996年アトランタオリンピックで金メダル、2008年北京オリンピックで銀メダル、世界陸上でも3個の金メダルと1個の銀メダルを獲得。その他、数多くの国際大会でもメダルを獲得。競歩界のカリスマランナーでした。

2008年の北京オリンピックで銀メダルを獲得した後、引退しましたが、現在も彼はエクアドル人の誇りです。

彼が英雄たる由縁は、選手としての成績だけではありません。
貧しい家庭に生まれ、子どもの頃から家計を助けるために道端で新聞を売っていたそうです。そんな彼がエクアドルの英雄になったという成り上がりヒストリーがエクアドル人に大きな希望を与えています。また、選手引退後は、自分の人生の経験を生かし、慈善団体を立ち上げ貧しい子供たちの未来のために働いているということも多くの人の共感を得ています。

そんな誰もが憧れるジェフェルソンペレスに、クエンカで行われたレースの終了後、会話をすることができました。
中央にいるのが英雄。その右は凡人。
私の憧れでもあったジェフェルソンペレスと話して、さらに彼を尊敬することができました。

まず、一つは家族を大切にしていること。母を連れてその会場に足を運び、母に対するやさしい対応が人の良さを表していました。

二つ目は、小さな子供が「写真をとってください」と頼んできた時の対応がとても親切。「いいぞ、もちろんいっしょに写ろう!」といって子どもを抱え上げて、その子の親が持つカメラに視線を合わせました。その時の親の嬉しそうな顔は忘れられません。

三つ目は、とても謙虚なこと。私たち日本人ボランティアと会話する際、同じ目線でとても感じよく話をしてくれました。初めは「エクアドルの英雄がなぜにこんなに謙虚なの?」と思いましたが、それがジェフェルソンペレスなんです。

ジェフェルソンペレスはすごい人間でした。彼に会って話をできたことも貴重な経験ですが、彼の人間性のすばらしさを肌で感じられたことが自分の人生にとって、とても大きな財産になるんだと思います。
そして、日本に帰国したら私の学級の生徒はかならずジェフェルソンペレスの話を聞かされることになるんだと思います。

1 件のコメント:

  1. 無事!!!にエクアドルへ
                おかえりなさい(●^o^●)
                        angy

    返信削除