2013年1月30日水曜日

バス移動 長かった・・・。

首都キトからエスメラルダスまでバスで移動しました。そのバス移動が非常に長かったです。通常は5時間で到着するんですが、7時間もかかりました。その理由はバスの故障です。

キトを出発した時から「このバスは安全運転だな~」と感じていました。エクアドルの長距離バスは、競争しているかのようにスピードを出し、車体を左右に揺らしながら走ります。しかし、このバスはゆっくりでした。出発から2時間ほど経過したとき、ガス漏れのような変な臭いがしました。そして、低スピードのバスは、そのままゆっくり停車しました。
停車したバス。
エンジン部分の故障らしい。
エクアドルで、このような体験は2度目。一度経験しているためか「まあしゃあないな~」と思っていました。以前は、故障したバスは何も言わず乗客を捨ててターミナルに戻って行ったので、その場合の対応策を考えてました。私、強くなったもんです。しかし、運転手はは私たちを見捨てず、「直った、心配するな」と言って、エスメラルダス目指して再び走り始めました。しかし、驚くような低速走行。間違いなく直っていません(笑)。

交通量の多くない道なので、下車して他のバスを探す訳にもいきません。「止まらないでおくれ」と願いながら乗っていました。そして、数時間後、大きな国道との交差点まで来て、バスは力尽きるように止まりました。そして、運転手は「ここで降りて、他のバスに乗り換えよう」と言いました。なんとか他のバスを探せるところまで乗客を運ぼうと頑張ってくれていたようです。
オレンジのタンクトップが運転手。
目的地までのバスを探してくれました。もちろん、料金も支払ってくれました。
乗客を見捨てず、最後まで責任を取り、できることを行った運転手に感動してしまいました。日本では当たり前の対応かもしれませんが、外国では当たり前でないすばらしい対応だったと思います。
エンジンを痛めながらも、なんとか中継点まで運んでくれたバス。
「お疲れ様。」
なんかいい経験ができたような気がしました。しかし、目的地まで7時間もかかってしまいました。もう3度目はないように願いたいです。


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