2013年1月9日水曜日

パナマコーヒー その2

今日はコーヒーが出荷されるまでの過程について書きます。
コーヒー農場の様子。
この木々、全てコーヒーの木です。
農場には鶏がいて、果物の木が植えられていました。
コーヒーの木は、約150cm~200cmの高さでした。鶏はコーヒーの木に付く害虫を食べてくれます。バナナなどの木は、外敵予防とコーヒーの香りをよりよくする効果があるそうです。コーヒーの木は発芽から3、4年後、コーヒー豆が収穫できるようになるそうです。
赤く熟したコーヒー豆。
収穫時期は11月から1月だそうです。赤く熟した状態が収穫時。
収穫した豆は天日干しされます。干し方は各農家異なった方法を使っていました。ある農家は収穫した状態のまま干していました。他の農家は、実の中にある種を取り出して、その豆を発酵させ、そして天日干していました。
実ごと干す方法。
実から種をとって干す方法。

干しの工程が終わった豆。
豆の水分量が11~13%がベスト。
この後は豆をローストしていきます。

ローストされた豆。
私もロースト作業させてもらいました。
ローストの時間によって大きく三つの種類に分けられます。
ローストの時間によって色が異なる豆。
左から、ロースト時間短め。中、ロースト時間普通。右、ロースト時間長め。

同じ豆でもローストの時間によって味が大きく異なりました。ローストの時間が長くなるにるれて、コーヒーの苦みが増していきます。一方、ロースト時間が短くなるにつれてカフェインの含有率が高くなります。農場では同じ豆でもロースト時間の違いによって、袋を分けて売られていました。

こんな感じで完成したコーヒー豆は工場で袋詰めされ、出荷されます。
飛行機の機内食用のコーヒー豆。
すっかりパナマコーヒーの魅力に取りつかれた私はパナマコーヒーを大人買いしました。これから飲んでいくのが楽しみ。生きる活力が湧いてきました。ほんまコーヒーって最高。

私が買ったパナマコーヒー達。




2013年1月8日火曜日

パナマコーヒー その一

今回のパナマ旅行の一番のめあては「コーヒー農場見学」でした。パナマ運河観光の翌日はパナマ市から飛行機でボケテというコーヒーの産地に移動しました。
パナマ市の空港ロビーにあったカフェ。
さっそくボケテ産のコーヒーがズラリと並んでいました。

ボケテに到着してさっそく感動しました。なぜなら、多くのツアー会社が「コーヒーツアー開催」の看板を店頭に出してくれていたのです。コーヒー馬鹿には天国のような場所でした。そんな私は二日間の滞在中、3回もコーヒーツアーに参加しました。おかげでコーヒーについてかなり詳しくなりました。今日は、パナマコーヒー全般について書き、明日はコーヒーの生産方法について書く予定です。

コーヒーの生産が世界1位はブラジル、2位はコロンビア、そして3位がパナマです。世界のコーヒーはほとんど中南米で生産されている訳です。気候、地理的条件がコーヒーに適しているからです。そんなコーヒーの起源はエチオピアだそうです。そしてツアーガイドが以下の話をしてくれました。

エチオピアに、ある羊牧場がありました。そこにはコーヒーの木が多く植わっていました。そこで働いていた羊使いが、不思議に思うことがありました。
「なぜ、この羊たちはこんなに元気なんだ?」
彼は「その原因はコーヒーにあるのではないか?」と思い、コーヒー豆を摘み、その豆をお湯に混ぜて飲みました。しかし、まずくて飲めたものではなかったそうです。残った豆は倉庫に捨てられました。後日、その倉庫が炎上。焼け跡からいい匂いがします。焼けたコーヒー豆のにおいです。その豆をお湯に溶かして飲むと、おいしいし元気が出てくるではありませんか。これがコーヒーの誕生秘話です。

コーヒーのカフェイン効果の第一発見者が羊だったは驚きです。
CAFE LUISという会社の社長90歳。
長生きの秘訣はカフェイン??
その他、驚いたことは「ゲイシャコーヒー」の存在です。
ゲイシャコーヒーの豆
コーヒーの木にはいろいろな種類があります。パナマだけでも30種類以上のコーヒー豆が栽培されています。その中でも最も高く売れるのが「ゲイシャコーヒー」なんです。もともとは「ゲシャ」という名前の品種だったそうですが、商売人が芸者「ゲイシャ」という名前で売りに出したそうです。今年、ある農家の芸者コーヒーが100g1万円以上の値でアメリカの業者に出荷されたそうです。それを聞いた瞬間ゲイシャコーヒーが宝石のように見えてきました。

ある農場を見学中、運よくゲイシャコーヒーを試飲することができました。
カップに注がれるゲイシャコーヒー。
100g1万円と聞いたら、まずく感じるわけありません。おいしかったです。


明日は、コーヒーの生産について書きます。











2013年1月7日月曜日

パナマ運河

マラソンの疲れMAXの中、12月3日はパナマ運河観光に行きました。

アメリカ大陸は切れることなく大陸がつながっています。そのため、船がアメリカ大陸を通過する際、大回りしなければなりませんでした。そこで、アメリカ大陸でもっとも細い部分のパナマに人工の運河を建設しました。それがパナマ運河です。人類最大の土木工事と言われ、10年の歳月をかけ1914年に開通しました。

船が運河を通過する時間は約10時間。一日平均40隻の船が通航します。もちろん、パナマ運河を通過するには通行料がかかります。調べたところ、年間約6億ドル(490億円)ほどの運河通航料収入があるそうです。

このパナマ運河を大型船が通過する様子は大感動でした。写真でその感動を伝えます。

まず初めに、運河の簡単な構造から。例えば、太平洋から来た船は階段のようになった運河を登ってきます。水量調節を行い、水位を同じにし、一段づつ船は登ってきます。そして海抜の高いガツン湖に来たら次は一段づつ下がっていきます。私は、ミラフロアという場所で運河見学を行いました。
では、どのように船が通過していくのか紹介します。
①水門の左と右の水位の違いに注目。

②太平洋側から来た船が門まで接近し、停止。

③門の右側の水が左側に徐々に移動。

④約20分後水位が同じに。

⑤水門が開く。

⑥船が通過
こんな感じで、船はいくつもの水門を通って、太平洋から大西洋に運航していきます。この様子が楽しくて2~3時間、ずっと見入ってしまいました。マラソンの疲れも吹っ飛びました。凄すぎますパナマ運河。

パナマ運河に併設されていた博物館、以下のような映像がありました。その映像を前に、私は一人興奮してしまいました。



2013年1月6日日曜日

パナママラソン2012

お久しぶりです。ブログを終了したと思われた方もおられたと思いますが、活動が終了するまでは続けますので、また覗いてください。

今日から、しばらくは12月に行ったパナマ旅行について書こうと思います!パナママラソン、パナマ運河、パナマコーヒー、そしてパナマ遺跡など、パナマの魅力をできるだけ伝えていきたいと思います。

今日はパナママラソンについて。
すっかりマラソン馬鹿になってしまったエクアドル支部長は、パナマでもマラソンに参加してきました。そのマラソンの名前は 「La maratón internacional canal de Panamá 2012」 。 直訳するとパナマ運河国際マラソン。名前の通り、パナマ運河の横がメインコースです。走りながらパナマ運河観光ができるお得な大会です。

12月1日にエクアドルからパナマに飛び、翌日の2日にマラソンを走りました。スタートは朝5時。参加者は1500人程度でした。パナマ市の観光名所を周り、後半はパナマ運河横目に走りました。しっかり交通整理されていない道もあり危険な思いもしましたが、景色がよくとても気持ちのよいコースでした。そんな中でも、やっぱり一番の感動はパナマ運河を通過する大型貨物船を見たときです。
この川沿いのコースを走りました。
そんなこんなで見所いっぱいのパナマ運河国際マラソンは、飽きることなく走りきることができました。標高2700mのエクアドルから低地のパナマに下りてきたという事もあり、前回のエクアドルでのマラソンより50分も早く走れて、記録は3時間14分。大満足でした。しかし、1週間のパナマ旅行の期間中、常にマラソンの疲れに悩まされました。旅行の初日にマラソン走ることはみなさんにはお勧めしません。

マラソン、35km付近。
精一杯のポーズ。しんどかった。












2012年12月18日火曜日

クリスマス~日本とエクアドルの違い③~

エクアドルも日本も今はクリスマスモードです。しかし、日本人の私にとってエクアドルで迎えるクリスマスは何か物足りません。それは「寒さ」です。1年中ほぼ同じ気候のエクアドルでは、クリスマスシーズンも大変過ごしやすい気候です。暖かいところに飾られたクリスマスツリーは変な感じです。もちろん雪も降りません。その影響でしょうか、エクアドル人にとってクリスマスカラーは赤と白(雪)ではなく、赤と緑(植物)なんです。

このシーズン、エクアドルの多くの家がクリスマスバージョンに模様替えされます。
同僚の部屋にあったクリスマスツリー。
日本と同じようにクリスマスツリーも飾られますが、日本ではみかけたことのない飾りもあります。それは、ツリーの根元部分にある飾りです。
根元部分にある飾り付け。
他の友人の家ではこんな感じでした。

小屋の中にいる赤ん坊がイエスキリスト。
この飾りは「イエスキリストの誕生」を再現しています。そして、多くの人や動物がイエスキリストを囲むように配置されています。
私は友人に「なぜ、多くの人や動物がいるのだ?」と質問しました。いろいろ説明を受けましたが、しっかり理解できたかどうかは自信がありません。多分、「キリストは多くの人間、動物のために生まれた」という意味合いが含まれているのだと思います。

キリストの誕生日であるクリスマスにこの飾り付け。やはり、キリスト教本場のクリスマスデコレーションは日本と一味違います。

2012年12月17日月曜日

クリスマス~日本とクリスマスの違い②~

エクアドルの12月24日夜の過ごし方は、①家族が集まり ②豪華な食事を食べ ③クリスマスのパンを食べ ④プレゼントを渡し ④ミサに参加しキリストの生誕を祝うという流れだそうです。

今日は③のクリスマスのパンについて、説明します。

日本人はクリスマスにクリスマスケーキを食べます。エクアドル人に「クリスマスケーキを食べないのか?」と質問すると、「なんだクリスマスケーキは?」と逆に質問されてしまいました。エクアドルには、クリスマス用にデコレーションされたケーキは存在しないそうです。その代わりに彼らは、クリスマス用のパンを食べます。名前は「PAN DE PASCUA(パン デ パスクア)」です。
パン デ パスクア。
この時期、エクアドルのパン屋の店頭には、このパンが並んでいます。大きさは様々ですが、全て一人で食べるのは難しい大きさです。
パン デ パスクアの中。
PASCUA(パスクア)とは、クリスマスという意味です。クリスマス用のパンという訳です。集まった家族みんなが分け合って食べれるようにサイズはビッグです。中には、クリスマスカラーの赤と緑のフルーツが入っていて、甘く味付けされケーキみたいでした。私はこの超カロリーパンを一人で食べきってしまいました。おいしかったです。しかし、みんなで食べたらもっと美味しく楽しいんだと思います。

エクアドル人にとってクリスマスは家族が集まる日でもあります。その際、この大きなクリスマスパンをみんなで食べます。
「人を集めるパン、パンデパスクア。」 そんなパンに私もなりたい(笑)。


2012年12月16日日曜日

クリスマス~日本とエクアドルの違い①~

今、エクアドルはクリスマスムード一色です。同じクリスマスでも日本とエクアドルでは大きく違います。数日にわたってその違いをブログで説明していこうと思います。

教え子たちへ問題です。クリスマスとは何の日か知っていますか?」

クリスマスとは「イエスキリストの誕生日」であり、キリスト教の一つの行事です。ということは、キリスト教がしっかり根付いているエクアドルのクリスマスが正当で、日本のクリスマスは異質な訳です。日本のクリスマスに慣れてしまっている私にとって、エクアドルのクリスマスには、興味深いことが多くあります。その中でも今日は、「NOVENA(ノベナ)」を紹介します。

ノベナとは、12月16日から24日まで9日間にわたって行われる行事です。同僚がそのノベナに誘ってくれました。キリスト教信者でもなく、ノベナの意味も全く知らない日本人ですが、せっかくなので参加してきました。
修道女とクリスマスツリー
部屋に入ると、修道女がクリスマスツリーの横に座っていました。そして周りには多くの人々。
近所の人々や家族が同僚の家に集合。
修道女は聖書のようなものを片手に、キリストが誕生した経緯や意味などを説いていました。参加者はその言葉に耳を傾けたり、自分の意見を述べたりしていました。約1時間行った後、みんなでパンとコーヒーを飲みノベナは終了しました。これを9日間行うそうです。9日目の12月24日の夜は教会で最後のノベナが行われます。

参加してみて、なんとなくノベナの意味がわかりました。
多分、ノベナとはキリストの誕生の意味をみんなで改めて考え、信仰心を維持向上させていくものです。

日本人にとって、クリスマスは「プレゼントがもらえたり、クリスマスケーキを食べれたりする楽しい日」ですが、本当は、信仰心を高めていくという宗教的にとても大切な日みたいです。