今、アメリカアトランタ空港にいます。数時間前、2年間お世話になったエクアドルとお別れをしてきました。
この「エクアドルBBQ」というブログを書きは始めた理由は、エクアドルの魅力を自分の教え子たちに伝えたいということでした。しかし、いつの間にかこのブログで「日本の魅力を伝えたい」という思いが強くなってきていました。外国で生活すると日本の素晴らしさを感じることができます。
エクアドル人の多くは「日本はすごい国」というイメージを持っています。地球の裏側、時差が14時間もある国の人が「日本はすごい」と思っているのです。どうやら、日本人が思っている以上に日本はすごい国みたいです。
第二次世界大戦敗戦後の日本の経済成長に多くの外国人が「あれは奇跡だ」と言います。外国人が私に「何人だ?」と質問してきて、私が「日本人だ」と答えると、彼らは、急に私に関心を持ってくれます。また、「日本の文化はずばらしい」や「日本人が大好き」と言ってくれる人も多くいます。外国で生活すると、自分は全くすごくないのに、自分が偉くなった気分になれます(笑)。
日本の素晴らしさを上げればきりがないので3つに絞ってエクアドル支部長的「日本のすばらしさ」を伝えたいと思います。
1、日本の文化、伝統は世界を魅了している。
2、日本人は向上心がある。
3、日本の教育は世界一。
1、日本の文化、伝統は世界を魅了している。
エクアドルには、寿司、カラオケ、盆栽、剣道、空手、マンガなどなど、多くのMADE IN JAPANなものがありました。その他、舞子や侍などのことに興味を持っているエクアドル人にも多く出会いました。日本独自の文化伝統が、世界中の人々を魅了しています。そんなことを感じるたびに、「日本人でよかった」と思えます。また、日本人は時間を守ります。ゴミはゴミ箱に捨てます。モノを大切にします。これは日本人からすれば当たり前のことの様ですが、世界的に見れば当たり前ではないようです。この私たちが当たり前と思っていることも、大昔から受け継がれてきた日本のすばらしい文化伝統なのだと思います。
2、日本人は向上心がある。
日本は自然災害が多い国です。四季の変化が激しい国です。農業をするのに適した国でもありません。世界的に見ても住むのが難しい国だと思います。しかし、世界トップレベルの経済大国です。多分その一番の理由は「日本人の向上心」だと思います。厳しい局面に立った時、その問題を解決するために日本人は知恵を絞ってきました。常に向上心を持って難解に挑んできました。その日本人スピリッツは現代にもしっかり受け継がれているように思います。私はエクアドルでの活動の際「もっといい研修会がしたい」という思いを持って、日々研修会を改善してきました。当たり前のように思えるこの感覚、世界的には当たり前ではないのです。日本人以外の人もいい仕事をしたいと思っています。しかし、日本人ほど、そのためにしっかり努力できない場合が多いのです。い仕事をするために努力できる日本人はやっぱりすごいです。
3、日本の教育は世界一。
今、日本では日本の教育力低下が問題視されています。しかし、私は日本の教員のレベルは世界一だと思っています。なぜなら、日本には世界で一番多くの教授法があるからです。数えた訳ではないので確かな情報ではありませんが、いろいろ調べるとそんな気がします。「なぜ、世界一の教授法があるか?」それは、日本の教員間には、それぞれの意見を交流させて個々の授業力を向上させていこうという雰囲気があるからです。意見を交流させることで、いろいろな知識を得ることができます。それらの意見を組み合わせて、新しい方法が見つかることもあります。日本人教師は貪欲に「いい授業をするための方法」を生み出していける人たちだと思います。また、日本の家庭の教育力も高いと思います。他人に迷惑をかけないように、自分の子どもが社会に出ても困らないように、日本の親は自分の子どもをしっかり教育します。人から借りたものは大切に扱い必ず返すこと、譲り合う事などなど。「日本人のことが好き」という外国人が多いのは、日本人は親や教師にしっかり教育されて人の気持ちを考えられることができるからだと思います。
何度も、エクアドル人に「日本は小さい国なのに、なぜ、超先進国なのだ?」と質問されたことがあります。以前の私は「なぜだろ?わからない」としか答えることができませんでした。しかし、今は自信を持ってその質問に答えられそうです。
「日本には素晴らしい文化伝統、精神、教育があるから」と。
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