午前9時から昼12時まで3時間行いました。大まかなプログラムは以下の感じです。
1、活動の概要(同僚)
2、活動の成果と課題(GENKI)
3、ミニコンサート(音楽学校の先生たち)
4、感謝状授与
5、ミュージカル
6、研修会に参加した校長や先生の感想
私は、1と2の内容だけで最終報告会を終える予定でしたが、同僚(ラリー)が以上のようなプログラムを考えました。
プログラム内容についてラリーと話し合っているとき、私は「コンサートとミュージカルの意味がわからん。時間通りに終わる気がしないからやめてくれ。時間にルーズな報告会は嫌だ」と言いました。最近、少しスペイン語が達者になった私は偉そうに言ってしまうことが多々あります。話し合いの結果、「ラリーがしっかりタイムコントロールをするなら・・・。」ということで上記のプログラムになりました。
研修会当日、午前9時、会場には30人程度しか来ていません。ラリーは「どうしよ?」みたいな表情で私の方向を見ました。私は「HAY QUE HACER(やらなあかん)」と言い、最終報告会は始まりました。
私の出番「活動の成果と課題」の時には、おおよそ100人程度集まっていました。私の発表で一番伝えたかったことは「個々の意見の交流させるために各学校に研修会のシステムを作ろう。」ということでした。
ミニコンサートを終え、次は感謝状の授与。
授与式の様子 |
次は、なぜかミュージカル。
子どもたちのミュージカルの様子 |
そして最後は、研修会に参加した校長や教員の言葉です。
私たちの研修会に参加した高校の副教頭。 |
彼らは「ゲンキがやってきたことをここで終わらせてはならない。」とか「ゲンキの夢(研修会のシステムを作ること)を実現させることが、ゲンキへの恩返しだ」などの言葉を残してくれました。意外な発言に驚いてしまいました。その言葉のおかげで「自分のやってきたことは間違いではなかったんだ」と思えることが出来ました。
そして、6人中4人が以下のような感想を述べました。
「GENKIはいつも研修会がはじまるずい分前から研修会の準備を行い、時間通りにはじめ、時間通りに終わっていた。一方、私たちはどうだろうか??」
この発言をした教員たちは、本日も遅刻でした(笑)。
しかし、彼らがそんな思いでいたことにビックリしました。私はエクアドル人は時間を守れない人たちと思いあきらめていたので、遅れてきた先生を指導することは一切しませんでした。しかし、参加者が一人の教室でも時間通りに初めていました。
多くのエクアドル人がそんな私の姿勢から多くのことを学んでくれたことはとても嬉しく感じました。
研修会のシステムを作るという夢は実現できませんでした。
しかし、彼らの心に「日本の教師GENKI」はしっかり刻むことはできたと思います。
まあ、よしとします。
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