2013年2月7日木曜日

田舎のインディヘナの生活

氷取り職人バルタサールさんに出会う前に、チンボラソ山のふもとに住むインディヘナ(先住民)の生活の様子をみることができました。以前から、畑しかない田舎で彼らはどのように生活をしているのか興味があったので、しっかり観察してきました。
チンボラソ山のふもとの様子。
一面、畑畑畑。
まず、訪れたのは彼らの家の裏にある動物小屋です。そこは動物園かと思わせる位、いろいろな動物がいました。
リャマ。
大昔からインディヘナとリャマは生活を共にしていたそうです。
現在でも、標高の高い地域では、リャマをよくみかけることができます。
リャマの毛を売ったり、リャマの肉を販売したりするそうです。

フェンスを越えようとしているのは、七面鳥。
食用として販売されます。
クイ。
エクアドルでは高級食材。一匹5~8ドルで売れるそうです。
別の場所には、大きな牧場があり乳牛が50匹ほどいました。一匹からおよそ一日80リットルの牛乳が搾れるそうです。その他、ホウレン草やジャガイモ、トウモロコシなどを育てていました。

彼らは家畜とともに生活し、農業と家畜で生計を立てていました。これがインディヘナ大昔からの生活スタイルなんだと思います。
家を案内してくれた、インディヘナの子どもたち。
馬の横に立っているのはエディー君13歳、私の横にいるのがアンヘル君15歳。
エディー君、アンヘル君に「学校から帰って来たら何をしているんだ?」と聞きました。すると彼らはサラッと「牛乳の乳を搾ってる」と答えました。「他には?」とさらに突っ込んで質問すると「お父さんの手伝い」と答えました。

私は中学生の時、お駄賃めあてでした親の手伝いをしませんでした。なのに彼らは、乳搾りや家畜の世話、畑仕事をする事が生活の一部となっているようです。「他にやりたいことがいっぱいあるだろう」とも思いましたが、彼らの目は、私の中学生の頃よりはるかにキラキラしていました。












0 件のコメント:

コメントを投稿