2013年2月23日土曜日

これがエクアドル人

私のエクアドルでの活動も一ヶ月を切りました。最近は研修会の回数を減らし、まとめの作業を行っています。そして、時間に余裕があるときは、お世話になった学校を訪問し別れの挨拶をしています。本日訪れた学校で、「エクアドル人」を感じました。
畑の奥に見えるのが、本日訪れた学校。全校生徒30人、教員3人の小さな田舎の学校です。
約1年前、この学校の子どもたち相手に学力テストと算数トレーニングを1ヶ月間行いました。それからは、研修会が忙しく一度も訪れることができませんでしたが、印象深い学校の一つです。帰国前に協力してくれたお礼を言いたくて訪れました。

しかし、学校訪問をすることを、その学校の校長先生に全く伝えずに、訪問しました。なぜなら、事前に伝えると「盛大なお別れ会」を企画する可能性があるからです。授業が中断されるなど、学校に迷惑がかかってしまうからです。私は一言「お世話になりました。」とだけ伝えて、すぐに帰るつもりでした。

私が、学校の門をまたいだ瞬間、3人の先生が「どうしたんだ!奇跡だ」と大喜びしてくれました。そして、恐れていたことが起きてしまいました。校長が二人の先生に料理の準備をするように指示したのです。私は「お願いだからやめて」と言うと、校長はニヤッと笑い「私たちの性格よく知ってるでしょ?」と。私はしつこく食い下がりましたが、彼女たちを止めることはできませんでした。

現在朝の7時15分。私はいつものように朝食をしっかり食べました。しかも、授業は??
すばやく歓迎の料理に取り掛かる先生と校長。ありがたいような、逆に迷惑なような・・・。
私の突然の訪問が原因で、子どもたちの1時間目は中止。けど、片言の外国人をここまで歓迎してくれるのは嬉しいものです。私が食べ終わった後は「子どもたちとお別れ会」
お別れ会後に写真撮影。
エクアドル人の温かさというか、お客様を歓迎する文化というか、まさに「エクアドル人」たるものを感じた一日でした。エクアドル人のこんな所、少しだけ吸収して日本に帰りたいと思います。けど、少しだけでいいです。

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