2012年6月29日金曜日

学校訪問で発見!

侍研修員として、日々算数の授業研修会を様々な学校で行っています。今まで約60回、1300人弱のチンボラソ県の教員に、片言の研修会を行ってきました。

回数はこなしているだけあり、街を歩いていると、いろいろな先生に「GENKI」と声をかけてもらえるようになりました。

先日、日本の教育に興味を持ってくれている校長先生に「是非、私の学校見学に来てください。」とお誘いがありました。その学校訪問がとてもいい経験となりました。

今まで、90校近くの学校を訪れましたが、その学校はピカイチな学校でした。
これです!!!
「何が?」と思ったと思います。

この学校はピカイチにゴミが少ない学校でした。

エクアドルの学校は、お菓子のごみなどが落ちているのが当たり前です。子どもの掃除時間もありません。用務員さんの様な方が掃除をしますが、追いつきません。エクアドルの学校は、大変ごみが多いです。
私はどの学校に行っても「きたないな~」という感想を持ってしまっていました。そして、「文化の違いやな~」と思って自分を落ち着かせていました。しかし、この学校を訪問して発見しました。「やっぱり、学校はきれいやないとイカン!!」

教室もきれい。まるで日本の小学校みたい。
この学校は、整理整頓を子供たちに徹底させています。子どもたちはゴミをゴミ箱以外に捨てません。当たり前のことかもしれませんが、エクアドルの小学校でこれを徹底させるのは大変難しいことなんです。

そして、教室の雰囲気もピカイチでした。
綺麗に列になった机といす。

見やすくシンプルな黒板。
この学校の子どもたちは、子供らしい面を持ちつつも落ち着いた雰囲気がありました。しっかり学習に向かう姿勢が強く感じられました。
この学校は、リオバンバ市の中でとても人気のある学校だそうです。子供の学力も大変高いそうです。その一番の要因は、この学校の雰囲気だと思います。子供が落ち着いて勉強に集中できる雰囲気があります。

「文化の違い?」なんか関係ないと確信が持てました。そして、日本の教育が大切にしていることは世界共通なんだと再発見できました。

7月から、ニューバージョンの研修会を行う予定です。その際、自信を持って「整理整頓」の大切さをエクアドルの先生に指導していきたいと思います。

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