2011年11月30日水曜日

げんきちゃん

先日、ある田舎の小学校で昼ご飯をよばれました。 その時、先生方が面白い言葉を話していました。
「CERVEZITA セルビシータ」
「PLATITA  プラティータ」
「ARROZITA アロシータ」
極めつけは、私のことを
「GENKITA ゲンキータ」 と呼びました。

「なんだこのスペイン語は?」と思い、IPODの辞書で調べても検索できませんでした。
しかし、しばらくしてなんとなくわかりました。
「CERVEZA、セルベッサ(ビール) ・ PLATO、プラト(皿) ・ ARROZ、アロス(米)」の単語に、ITAがくっついているのです。意味は、日本語でいう「~ちゃん」という事らしいです。 

平均年齢45歳の教員が、食事のときにすべてのモノに「ちゃん」をつけているのは、よく考えたら面白いです。ましてや、半年後三十路を迎えるおっさんに「げんきちゃん」と呼ぶのは、面白すぎます。

スペイン語は奥が深い!
ゲンキちゃんと呼ばれた学校から見えるチンボラソ山。彼女たちは「CHIMBORAZITA(チンボラソちゃん)」と呼んでいるに違いない。

2011年11月29日火曜日

エクアドルのタバコ事情

エクアドルのタバコの売り方は、日本と少し違います。
日本では、一箱ごと買うのが当たり前です。エクアドルでも箱売りをしていますが、1本1本ばら売りしている店をよく見かけます。街中では、店でタバコ1本だけ買い、その場で火をもらい、幸せのひと時を過ごすエクアドル人を多く見かけます。タバコの値段が急上昇している日本でも、そんな光景を目にすることになるのは、遠い未来ではなさそう。

エクアドルでも日本同様、「禁煙ブーム」です。タバコの箱には、喫煙者にはキツーイ言葉が書いてあります。
FUMAR CAUSA CÁNCER




FUMAR MATA
「FUMAR CAUSA CÁNCER」 単語の意味は次の通りです。
FUMAR   タバコを吸う
CAUSA  原因
CÁNCER がん

「FUMAR MATA」 単語の意味は次の通りです。
FUMAR タバコを吸う
MATA  殺す

なんか、日本語で書くより強烈な印象を持ったのは私だけでしょうか。

2011年11月28日月曜日

VILCABAMBA~長寿の村~

11月の上旬に観光したVILCABAMMBA(ビルカバンバ)で面白い標識を見つけたのを思い出しました。時をさかのぼって書き込みます。

 ビルカバンバは、長寿の村として世界的に有名な場所です。熱くもなく寒くもなく、空気がおいしくて長生きできそうな気候です。確かに、ビルカバンバに向かうバスの平均年齢はかなり高かったです。

 そのビルカバンバでこんな標識を見かけました。
通行人に注意の看板!普通は子供のはずが・・・。
日本でもよく見かける「横断する通行人注意」看板です。小学校などの周りの道路に設置され、子供の絵が一般的やったと思います。でも、ビルカバンバでは・・・。

 ビルカバンバが長生きできる村なのは、気候だけの理由だけではなさそうです。

 

2011年11月27日日曜日

DESFILE DE RIOBAMBA リオバンバのパレード

リオバンバでは、毎週のようにパレードがあります。
今回は、頑張って動画に挑戦してみました。パレードの様子が少しはよく伝わるかと思います。

この人たち、みんな高校生です。ビックリ!
何のためなんでしょう?多分、学校の宣伝です。

2011年11月26日土曜日

エクアドル産コーヒーろ過装置

毎日、インスタントコーヒーを5杯以上はは飲む、軽いコーヒー中毒のエクアドル支部長です。さすがに、毎日NESCAFEのインスタントコーヒーの飲み続けていると、少し飽きてしまいました。

そこで、焙煎豆の粉砕(粉)からコーヒーを入れてみようと思いつきました。エクアドルのスーパーにはコロンビア産の焙煎豆の粉砕がよく売られています。エクアドル国内ではLOJAのコーヒー豆が有名です。日本でも「ハチドリコーヒー」という銘柄のエクアドルコーヒーを飲んだことがあります。私は、コロンビア産の2ドルの商品を購入しました。

つぎに、ろ過装置を探し回りました。一人用の適当なものはないかと街を歩いていると、私のために存在するようなエクアドル産のコーヒー用ろ過装置を発見!
EL FILTRO PARA CAFE (コーヒー用ろ過装置) 大きさとビジュアルにほれ込んでしまいました。裏にはエクアドル産と書いてありました。
値段はなんと8ドル。普段、1ドルで昼食を済ませている私にとっては、大ギャンブルです。「8ドルで幸せが買えたらいいか」と妙な理由で自分を納得させ購入を決意しました。

購入後は、すばやく自宅に戻り、さっそくコーヒーをたてる準備をしました。学生時代4年間喫茶店でネルドリップ式のコーヒーをたて続けていた時の勘を頼りにコーヒーをたてました。
コロンビア豆とFILTRO。どこのアングルからでも、スタイル抜群
抽出液が落ちきったあとは、上部を外して小さなやかん。このやかんのビジュアルも完璧。かわいいコップとの相性も抜群

味は、「すっきり!」。手間と費用がかかっているだけに、味は格別です。最近、仕事から帰宅したら、コーヒーをたてて日替わりのコップで飲むのが、「私のマイブーム」です。エクアドルのお菓子(アプレンチャド・マンハールデレチェ)との飲み合わせにも挑戦してみたいです。

今後は、コーヒーベルト(コーヒーの栽培できるエリア)に位置しているエクアドルで、いろいろな種類の焙煎豆に挑戦してみようと思います。

2011年11月25日金曜日

エクアドルのかわいいコップ

エクアドルのいろいろな文化を吸収するのに、日々全神経を集中させているので、帰宅後は抜け殻の様になっているエクアドル支部長です。

 そんなエクアドルの生活で一番リラックスできる時間は、なんだかんだで、自分の部屋でコーヒーを飲んでいる瞬間です。

 その時間を最大限に楽しむために、最近、コーヒーグッズをいろいろ買い揃えています。今日は、そのお気に入りグッズの中から、エクアドルで購入したVASO(コップ)を紹介します。
お気に入りのコーヒーカップ。かわいくないですか?
  以前は、緑のコップしか持っていませんでしたが、テンション上げるために新たに2色購入しました。なぜか、エクアドルにはこの種類のVASOがたくさん売られてます。日本ではなかなか見かけないタイプのコップです。このコップは一つ80$(100円)。陶器に発色よく色付けされています。なんか、かわいいのでほれ込んでしまいました。

 毎日、色を変えるだけですが、ちょっとテンション上がってます。明日は、自慢のエクアドル産のコーヒーフィルターを紹介します。

2011年11月24日木曜日

エクアドルのお菓子

日本のお菓子はおそらく世界最強です。そのため、お菓子舌が肥えている日本人が、お土産でもらった外国の菓子を食べると「ん??」となることが多いように思います。

 そんな日本人である支部長が「うまっ!!」と思った、おすすめのエクアドル菓子を紹介します。
APRENCHADO(アプレンチャド)

MANJAR DE LECHE(マンハールデレチェ)
アプレンチャドは、リオバンバの中心地に行くと、移動式の売店で売ってます。歯ごたえと味がロッテのお菓子「パイの実」に少し似ていておいしいです。パイの実より軽く食べられます。一個一個手作りで、昔懐かしい味を感じられるのもおすすめのポイントです。

マンハールデレチェは、コーヒーとの相性が抜群です。MANJARというスペイン語は、「おいしい食べ物」と言う意味です。この、牛乳からできたおいしい食べ物は、歯触りがしっとりしたケーキのような感じで、味は濃ーいミルクです。ブラックコーヒーとマンハールデレチェは贅沢の極みでございます。

リオバンバに来た際は、APRENCHADOとMANJAR DE LECHEは食べなきゃ損損!

2011年11月23日水曜日

エクアドルの韓国企業

エクアドルでは、韓国企業の電気商品や車をよく見かけます。SAMUSUN電子、LG電子、HYUNDAI自動車、そしてKIA自動車です。
リオバンバの中心地にあるヒュンダイのディーラー

ヒュンダイのすぐ近くにあるキアのディーラー
ディーラーの数は、日本の企業より韓国の企業の方が多いです。電気屋に行くと、日本の電化製品より韓国製品が多く並んでます。携帯電話はほとんど韓国企業のものです。

 ある人が言っていた話ですが、韓国の国家戦略のとして、南米に企業進出拡大を図っているそうです。おそらく、今後さらに韓国車や韓国電化製品が増え、日本の車や製品はさらに減っていくと思います。エクアドル親善大使の私としてはすこし寂しい話です。

 エクアドルしか外国を知らない私が言うのは恐縮ですが、エクアドルには未知の可能性を感じます。
 一つは、恵まれた国土です。小さい国ながら三つの異なる気候があり、農作物の種類が多く、観光地もバリエーションに富んでいます。
 二つ目は、魅力的な文化です。小さな国土に異なる文化をもつ先住民が複数いて、それぞれの文化が尊重されています。
 三つ目は、エクアドル人です。この人たち、ほんまに幸せそうに生きてます。

 最近、エクアドルでこんな商売したら、大当たりするかも?って考えたりします。まっ、私にはそんなギャンブルをする勇気はありませんが、興味のある方、相談に乗ります。韓国人以外ですが。(笑)

2011年11月22日火曜日

エクアドルバナナ

本日もCHOCOBANANAに関連した内容を書きます。BANANAについてです。

私は、週に2、3回、1ドル分の果物を購入するのが楽しみです。先週、BANANAが食べたくなったので、ECUADOR BANANAを買いに行きました。
 その日は、50センターボしか財布に入っていなかったので、「50センターボ分、バナナをください」と定員にいいました。すると、チンボラソ山のように盛られた、バナナの山から50センターボ分のバナナを取り、私に渡してくれました。

 私は「GRACIAS(ありがとう)」と言いつつも、心の中で「マジか!!」と突っ込みを入れました。たった50センターボで、バナナが「ドカーン!」です。そんなバナナです。

50センターボ分のバナナ。日本円で40円です。エクアドル最高。
超破格のBANANAを家に持ち帰り、食べました。そら、美味いに決まってます。

それから、2日が経ちました。一日5本食べてもまだ余ってます。あんなに食べたかったバナナですが、黄色に拒否反応を起こしそうになってました。

 そこで、即席CHOCOBANANAを作ってみることにしました。
バナナにチョコラテの粉末をかけました。
  これ、意外に食べれます。バナナに飽ききってしまった私には、ナイスなアイデアでした。もちろん普通にバナナを食べたほうがおいしいと思います。しかし、たまにこの組み合わせは、「アリ」です。

2011年11月21日月曜日

支部長のチョコレート工場

昨日は世界最高品質のCHOCOBANANAを紹介しました。本日は、それに関連してCACAOについてレポートします。

 以前にブログに書き込みましたが、9月末にカカオの実を手に入れました。
カカオの中身。カカオの周りについている白い膜がフルーティーでおいしいんです。
実は自分でカカオからチョコレートを作ってみたくなって、その日以来、1月半天日干ししていました。
9月27日のカカオの実。
少し褐色気味の白色でした。
10月18日のカカオの実
完全に乾燥して茶色になっています。
本来であれば、2週間ほどで乾燥作業は終了するみたいです。ある農家で見た、乾燥後のカカ実の色になるのに、我が家では1月半かかりました。

 そして、殻を破ってみました。
殻の中は、120%のカカオでした。
感動しました。本物の自分で作ったカカオです。
包丁で細かく刻んで食べてみました。味は「かすかにカカオの香りがするドングリ」でした。まずかったです。
 一月半の苦労がこんな味で終わるはずがないと思い考えた末、砂糖と一緒に食べてみることにしました。
砂糖と刻んだカカオ。
「これで、口の中でチョコレートになる」と思い、期待しながら食べました。すると「砂糖とドングリ」でした。

 本日をもって、支部長のチョコレート工場は閉鎖いたします。

2011年11月20日日曜日

CHOCO BANANA チョコバナナ

ついに昨日食べることができました。エクアドルの「CHOCO BANANA」。
店の冷凍庫の中のチョコバナナ。私にとっては宝石箱の様。

ブログ内で数回触れていますが、エクアドルのチョコとバナナの品質は世界トップクラスです。太陽にもっとも近い国で育ったバナナとカカオは最高です。以前から、その最高の素材で作られるチョコバナナを食べてみたいと思っていました。

そして昨日、ついに食べました。
チョコバナナとパパ。チョコバナナの事を忘れそうになるパパの存在感。
味は「完璧」でした。絶妙のコンビーネーションは文句の付けようがありません。チョコレートは結構厚め(2,3mm)にコーティングされていて、甘さも適当な塩梅。私は食後にも関わらず2本も食べてしまいました。

「ESTABA DELISIOSA(あ~ホンマに美味かった。)」

2011年11月19日土曜日

MISA~カトリック教~

キリスト教のMISAに参加した後は、カトリック教のMISAに参加しました。MISAのはしごです。
ちなみにエクアドルはカトリック信者が70%、キリスト信者が20%、その他が10%だそうです。
なぜはしごしたのか?その謎は迷宮入りです。

 カトリック教のMISAの雰囲気は、また違いました。整然とした雰囲気で、MISAの終了後に参加者が誰ともかまわず、握手や抱擁をしていたのが印象的でした。途中でわかったことですが、このMISAは、家族の法要のために行っていたようです。

 次にお墓参りに行きました。エクアドルでの初墓参りです。エクアドルでは墓地のことを「SEMENTERIO(セメンテリオ)」と言います。
セメンテリオの入り口。宮殿みたい。

中に入ると、お城のようなお墓がたくさん。お城の街でした。

さらに奥に行くと、巨大な埋葬するための施設がドカーン。

お城のようなお墓と、埋葬施設の大きさに驚きました。エクアドルでは一般的には火葬は行わず、死者を埋葬施設の中に入れるみたいです。そのため、穴が何百何千とありました。エクアドル人に日本では火葬が一般的だと話すと驚いてました。
 
 日本とは違う文化をまた一つ発見できました。

2011年11月18日金曜日

ミサ(MISA)~キリスト教~

先週の日曜日、キリスト教とカトリック教のMISAに参加してきました。人生初のMISAは、全てが新鮮でよい経験となりました。

朝8時。パパに「昼頃に帰宅するから、とりあえずついて来い」といきなり言われました。特に予定ものなかったので、「VAMOS!(行こう)」と言って車に乗りました。そして、不思議な建物に連れて行かれました。中にはたくさんの人。ここは、キリスト教のMISAの会場でした。以前から興味があったので、テンション急上昇。

何が始まるのかとワクワクしていました。そして始まったのがコンサートです。
舞台のバンドグループがキリストに関わる歌を歌い始めました。本当にコンサートみたいな雰囲気でした。みんな歌い、踊り、そしてキリストの旗を振っている人もいます。会場が一致団結していました。
MISAの会場。みんな踊ったり、旗を振り回したり、歌ったり。まるでコンサートでした。これをMISACANTADA(歌ミサ)と言うそうです。
  そして、そのコンサートが終わった後、神父さんのような人がキリストの教えを説きはじめました。その時、歌ミサの意図がわかりました。歌で会場の気持ちを一つにしてから、MISAを行うという狙いがあるのだと。
勝手な私の見解ですが、祭りやMISAなどで人々の心を一つにするために音楽は生まれたんだとその時思いました。

ミサの途中で、新たに二つ発見がありました。
一つ目。
神父さんが「今日、初めてこのMISAに参加した人は立ってください」と言いました。私はキリスト教でもないのに参加してるので、遠慮して立ちませんでした。するとパパが「立て!玄己」と、あしたのジョーのようなセリフを言いました。申し訳なさそうに立つと、会場が拍手喝采。子どもは「チニート(中国人)」と叫んでいます。そして、歓迎のしるしにキーホルダーをいただきました。なぜか、パパもキーホルダーをもらっていました。

二つ目。
途中で、会場に集金箱を持った人が現れました。その人は、箱を持ちながら集金袋のようなものも配っています。そして、MISAの参加者は箱にお金を入れに行ったり、集金袋にお金を入れたりしていました。それは、教会の維持費に当てられるそうです。昔は、信者は義務的に給料の10パーセントくらいを、教会に納めていたそうです。 本当かどうかは知りませんが、キーホルダーをもらってうれしそうにしているパパが言っていました。エクアドルにある教会が、すべて、すばらしい建物である理由がわかりました。

宗教の力を感じたMISA体験でした。明日は、カトリック教のMISAについて書く予定です。

2011年11月17日木曜日

セイロンベンケイ②

10月14日のセイロンベンケイ。
10月14日に紹介した「セイロンベンケイ」から新しい芽が出てきたのでお知らせします。
11月7日。葉っぱから発芽してます。

11月7日。4つの発芽が確認できます。
  水に浮かべているだけなのに、全ての葉っぱから発芽しました。すごい生命力です。

この後、葉っぱから新しい芽を外して、土に植え替えました。帰国までに、エクアドルでセイロンベンケイの花を咲かせられるように、大切に世話していきます。

2011年11月16日水曜日

死者の日~11月2日~

11月2日は「死者の日」という祝日でした。なんとも怖い名前です。祝う日からは連想しにくいネーミングですが、意味は日本で言う「お盆」のような感じです。家族でお墓に行き墓を洗い亡くなった方を想う日ださそうです。

その日にエクアドル人が伝統的に食べるのが「COLADA MORADA(コラダ モラダ)」という紫色の飲み物と「GUAGUAS DE PAN(グアグアス デ パン)という子どもの形をしたパンです。
コラダモラダとグアグアスデパン 
コラダモラダはとうもろこしの粉をベースに木苺、ブルーベリー、パイナップル、イチゴ、ババコと、各種スパイスを加えて作られる温かいのみもの。ドロッとしておしるこみたいな舌触り、味はイチゴジャムにとうもろこしの粉を混ぜたような感じでした。これが意外においしい。次に紹介するパンとの相性が抜群!ジャムを付ける代わりに、コラダモラダを口に少々含んで、子どもに噛り付く食べ方が私のお気に入り。

グアグアスデパンは、子どもの形をした普通のパンにデコレーションがしてあるもの。いろいろな形があり、子どもの名前がデコレーションしてあるものもありました。
子ども6人と大人1人
なぜ、コラダモラダは紫色で、グアグアスパンは子どもの形をしているのか不思議で、同僚に聞くとゾッとする回答が帰ってきました。

 昔、インディヘナは死者の日に、子どもを神に授けていたそうです。もちろん、現在はそんなことはできません。その代わりに、パンを子どもの形にしているそうです。そして、コラダモラダは、その子どもの血を表現するために紫色なんです。

 笑顔で写真に写っている場合ではありませんでした。この習慣はエクアドルだけなのでしょうか? 来年の死者の日までに調べておきます。

2011年11月15日火曜日

エクアドルの病院事情

ビルカバンバでハイキングに参加した際、途中で怪我をしてしまいました。大した怪我ではなかったのですが、念のため病院に行きました。ついて来てくれた友人には悪いのですが、はじめてのエクアドル病院に少しワクワクしていました。

診察室に入り、ドクターに事情を説明し傷口を見せると、メモに何かを書き始めました。そして、彼は、私の友人に「これを買って来い。」と言ってメモを渡しました。

患者が、治療に使う薬剤などを薬局で購入し、それで治療するという斬新なスタイルです。以前からエクアドルには薬局が多いと感じていましたが、その謎が解けました。

友人は、私のために薬局を駆け回ってくれましたが、一つ見つからないものがありました。すると、ドクターは「別のを買って来い」と言いました。 私は心の中で「別のでいいの?」と思いましたが、仕方ありません。治療はすぐに終了し、ビクビクしながら治療費を尋ねると、ドクターは不思議そうな顔をしました。そして、「お大事に」と言って、次の患者の診察を始めました。

なんと、診察料、治療費がタダだったんです。支払ったのは薬局で買った薬代のみ!なんとすばらしい国なんでしょうか!
診察室の様子。
  後で家族に聞いた話ですが、国立の病院では出産費用なども無料だそうです。

傷口はその後順調に回復しました。

薬局活用無料スタイルのエクアドル病院事情に触れ、また一つエクアドル人に近づけた気がします。

2011年11月14日月曜日

フライングクリスマス!

先日、ママに「ゲンキ、手伝って」と言われ2階に上りました。すると、2階の居間に大きなクリスマスツリーが「ド~ン!!!」。
 その時、心の中で「早っ!!」と突っ込みを入れました。

 クリスマスは12月25日。今は11月に入ったところです。

 しかし、クリスマスモードにシフトチェンジしているのは、我が家だけでなく街全体です。エクアドルでは10月の中ごろから、クリスマス商品が売られています。

 「早くない!?」と言える訳もなく、黙って手伝うことにしました。
家族全員でクリスマスツリー準備、スタートです。
飾り付けの準備中。
エクアドルでは、各家庭にクリスマスツリーがあるそうです。さすが、イベント好きのエクアドル人! 飾り付けへのこだわりも半端なかったです。

 そして、3時間後、フライングクリスマスツリーが完成。
家のツリーにしてはレベルが高すぎる。
本日11月10日。約2か月、我が家の大きなオブジェとして活躍してくれます!

2011年11月13日日曜日

リオバンバ独立記念日

昨日、11月11日は「リオバンバ独立記念日」でした。私の住んでいるリオバンバは祝日で仕事も休みでした。11月3日は「クエンカ独立記念日」。スペイン領土から独立した日が各都市ごとに異なるため、各都市ごとに独立記念日が存在するみたいです。

 独立記念日のメインイベントは「小学生のパレード」です。リオバンバ中の小学校が中心地を行進します。また、沿道にはリオバンバ中の人が全員集まっているののではないかと思うほどの観客が列を成していました。
ポンポンをもって、ユニークな歩き方で行進

太鼓を思い切りたたきながら行進

フラフープで表現運動しながら行進
各小学校がさまざまなスタイルでパレードします。この日のためのユニフォームで、演奏やダンスをしながら、堂々とそして少しかわいく行進します。おそらくこの日のために、相当な時間と労力を費やしてきたのだと思います。先生方ご苦労様!

  エクアドルでは、頻繁にパレードが行われます。予告なしにパレードが始まった時の交通渋滞はすさまじいものがあります。その度に、パレードのレベルの高さに驚かされます。その要因が、昨日わかりました。
 
 エクアドル人は、小学生のときからパレードの練習を繰り返し、人前で行進することに慣れてます。そして、小さいときから、すばらしいパレードを数多く見ています。エクアドル人のナショナリズムを感じました。

 エクアドルのすばらしい文化にまた一つ触れることができました。

2011年11月12日土曜日

GUACAMOLE

なんとかバスを乗り継ぎ、ビルカバンバに到着!
ビルカバンバの中心地にあった看板。
なぜ、老人の写真かと言うと・・・。
ビルカバンバは、不老長寿の村として有名な観光都市です。気候が穏やかで、空気もおいしく長生きできそうな村でした。

そのビルカバンバでハイキングツアーに参加。そのハイキングツアーでガイドが提供してくれたサンドイッチがおいしかったので紹介します。

具材二つにパンというシンプルなサンドイッチでしたが、「GUACAMOLE(グアカモレ)」という、サンドイッチの具材が最高においしかったです。
グアカモレ
グアカモレは、アボガドとトマトとニンニクと玉ねぎを混ぜたものに塩で味付けしたサンドイッチの具です。これが最高においしく、クイやトルティージャに並ぶ感動がありました。香り、ビジュアル、味と3拍子揃ったサンドイッチの具です。これが、チーズとの相性がまた抜群で、究極のサンドイッチでした。
パンとグアカモレとチーズ
絶品です。

各自がパンを手に取り、好みの量の具をのせていくスタイルが、また楽しくて美味しさを倍増させます。
ハイキングに行くときなど、パンとチーズとグアカモレをそれぞれタッパに入れて持っていき、川岸にシートを広げて、ワイワイ言いながら食べたらみんなハッピーになること間違いなし!

BBQのフィンガーフードとして、グアカモレをクッキー(Ritsなど)の上にのせて提供するのもオシャレでおいしいと思います。

最近、日本に帰国したら「こんなBBQしたいな?」と一人でよく妄想しています。GUACAMOLEでも、また妄想してしまいました。私、妄想族です。

2011年11月11日金曜日

バスでの移動中に。

 サラグロから次の目的地であるビルカバンバに移動するのに長距離バスを利用しました。
その乗車中に、エクアドルならではの2つの出来事に遭遇できました。

一つ目の出来事。
 サラグロからビルカバンバへは大変険しい道をひたすら走りました。グネグネの山道で、路面も若干ガタガタ。それに加え運転手は飛ばし屋ですから、車内の居心地は結構なものです。しかも座れない乗客もたくさんいます。私を含めた立ち乗り客は体勢を維持するのに必死です。

 そんな状態で1時間ほど経過した時、車内後方から「BOLSO(ボルソ)」という声が聞こえました。袋という意味です。乗客が気分を害した模様。
 すると、前方から高速のボルソリレーが始まり、あっという間にボルソは目的地に到着しました。この連携の早さに衝撃を受けました。まるで、一つのチームかのように無駄な動きなく、袋をリレーしたのです。
 そして、15分後。二人目の被害者が出ました。また後方から「BOLSO」という声がかかり、前方にいる乗客が反射的にテレビの下のBOLSOを取り、後ろに回していきます。今回は私もボルソリレーに参加。車内が一つのチームになり、あっという間にボルソリレー終了。再び感動しました。
前方の帽子をかぶった人が一番手。多分ボルソリレーのプロです。

 二つ目の出来事。
 ビルカバンバに向かう途中の坂道でアクシデント発生。なんと、バスが煙をふいて急停車。
故障したバス。後方にいる人々は取り残された乗客
 乗っていたバスが故障で停車する経験は初めてなのでテンション上がってしまいました。運転手は、数分後に同じ行き先のバスが来るから大丈夫と言ったので安心してました。故障したバスは、修理のため煙を吹きながら坂道を下っていきました。
そして、20分後同じ行き先のバスが見えました。みんなそのバスを止めようと必死で手を振りました。しかし、そのバスは乗客が息をするのも苦しそうな位満員でした。もちろん、その満員バスはスピードを落とすことなく走り去って行きました。その瞬間、みんな希望を捨て、別の交通手段を求めて散らばりました。私を含めた数人は、 あの運転手が引き返してくるだろうと思ってしばらく待っていましたが、やっぱりきません。1時間後、別会社のバスにのって、もう一度代金を支払いました。

不思議なことに、誰もあの運転手やバス会社の文句を言いません。エクアドル人の切り替えの早さ見習います。

2011年11月10日木曜日

SARAGURO観光

クエンカ独立記念日を満喫した後は、SARAGURO(サラグロ)という町に行きました。
サラグロには、同期のボランティアが働いています。彼に、サラグロの魅力をいっぱい教えてもらいました。
まず最初に行ったのが、人が足を踏み入れたことがなさそうな秘境の滝です。
秘境の滝をヒトっ跳び。華麗なジャンプに見えますが実は膝が・・・。
道のようで道でない道をひたすら突き進む友人の後を必死についていくと、迫力満点の滝が現れました。足元の悪い道をひたすら歩いたため、若干、膝を痛めてしまったエクアドル支部長ですが、引き返す道がないので、痛みをこらえてジャンプ!

あまりの景色の美しさに痛みを忘れてホテルに引き返している途中、友人の友人に遭遇。そして、サラグロのインディヘナの家を案内してもらいました。
サラグロのインディヘナの親子。超素敵な親子にいろいろ教えてもらいました。
 インディヘナは、各地方によって独自の文化や服装があります。サラグロのインディヘナの男性は、黒いハーフパンツをはいています。サラグロスタイル、かっこよかったです。いつも思うことですが、インディヘナの文化は大変興味深いです。

 この親子にいろいろ案内してもらった中で一番興奮したのが「クイの飼育場」です。販売されたり、調理されたりしているクイしかみたことがなかったので、「飼育中のクイ」はテンションが上がりました。
クイに餌を与える日本人。「食いて~」
クイについてわかったこと。
①「クイクイ」という鳴き声。だからクイ??
②さすがネズミ。動きが早い。
③食料は、ワラや小麦。
④20日くらいで大人に成長。さすが、食用に適しているだけある。
⑤クイの販売人は、約10ドルで飼育場からクイを購入し、20ドルで販売する。なかなかニクイ商売です。

 サラグロは、決して観光都市ではありませんが、キトやクエンカに負けない位、すばらしい町でした。

2011年11月9日水曜日

クエンカ独立記念日

11月3日、クエンカ独立記念日のお祭りに参加してきました。
エクアドルはお祭りが大変多いです。国民もみんなお祭り大好きで、「お祭り、命!」って感じです。

11月2日から街はお祭りモード。当日の朝は、パレードに備えて、高校生や軍隊が集合場所に集まっています。その時、こんなチャンスはないと思い、軍隊や民族衣装を着たエクアドル人とたくさん写真を撮りました。
恐持ての軍人さんとハイチーズ。すべてが本物なので迫力満点。
1時間くらい、いろいろな人と写真をとっていると、偶然、クエンカの語学学校の先生に出会うことができました。少しは成長したスペイン語で会話できたのがうれしかったです。
そんなこんなで、沿道にも見物客がぎっしり集まり、いよいよパレードが開始です。

パレードの中の一番の感動は、軍隊の行進です。






 各部隊や各地区ごとに隊列を成した軍人が迫力満点の掛け声で行進します。後半には、戦車や大砲までも行進してました。まるで、軍隊の宣伝パレードです。見物客も大喜び!軍隊の存在を国民にしっかりアピールしていました。

 エクアドル人が「お祭り、命」になる理由がわかりました。

2011年11月8日火曜日

C|UERO CON PAPAS

先日、サッカースタジアムでCUERO CON PAPAS(クエロ コン パパス)を食べました。豚の皮とジャガイモという意味です。日本では、豚の皮を使った料理は一般的ではありませんが、エクアドルでは頻繁に食べることができます。
CUERO CON PAPAS トマトと唐辛子がベースのスープの中にジャガイモと豚の皮がたっぷり。

ジャガイモ二つと共に綺麗なトライアングルを成しているのがCUERO(豚の皮)です。これが、結構大きくて、一枚100c㎡(10cm×10cm)位で、厚さが5mm位あります。この、ハンカチみたいな大きさのCUEROが何枚も入っています。今まで小さく刻んだCUEROは食べたことがありますが、このサイズは初めてでした。CUEROの味は、弾力のある脂身って感じです。そのため、ハンカチサイズを一枚食べると、食道がCUEROで、もたれそうになります。しかし、ジャガイモを一つ食べると、またハンカチを食べたくなります。不思議なもんです。

エクアドル人は、よく豚の皮を食べます。メルカド(市場)に行くと、豚の皮がティッシュペーパーのように重ねられて売られています。
これを食べた翌日、なんだか肌がツルツルしていたような気がします。豚の皮のコラーゲンの影響でしょうか。エクアドル女性が美しいのは、このCUEROを効果を発揮しているのかも。
CUERO CON PAPASの販売風景。豚何匹分の皮なのでしょうか。そして、何カロリーなのでしょうか。最後に、何人が肌ツルツルになったんでしょうか。販売しているおばさんの肌は、確かにツルツルでした。


2011年11月2日水曜日

マンゴーde Ecuador

  最近、エクアドルフルーツにどっぷりはまっているエクアドル支部長です。
1ドル貨幣を握り締めて市場に行き、1ドル分のフルーツを買うことに最高の幸せを感じています。
先日は、マンゴーを買いました。マンゴー、サイコーでした。
MANGO DE ECUADOR
私はマンゴーが大好物です。日本のCAFEなどでマンゴーのタルトやマンゴージュースがメニューに載っているととりあえず注文していていました。しかし、今までマンゴーを丸ごと買ったことがありませんでした。エクアドルで丸ごとマンゴーデビューです。

 エクアドルでは手のひらサイズの完熟マンゴーが1ドルで3個も買えます。単純計算1個25円です。破格です。宮崎完熟マンゴーはおいくらするのでしょうか?

そして、次に果物ナイフを買いに行きました。一度、やってみたかった食べ方を実現するためです。
憧れのマンゴーカット
自宅に戻り、一人キッチンでニヤニヤしながら、マンゴーをカットしました。マンゴーといえば、このカットです。うれしくて、写真をとってしまいました。

そして、いよいよエクアドルマンゴーの実食です。

サイコーでした。味が濃くて上品な甘さでした。 25円はあっという間になくなってしまいました。2個目に手が伸びましたが、グッとこらえて、3日間マンゴーを楽しみました。やっぱり、マンゴーはサイコーでした。