今日は、セマナサンタの時だけ食べるFANESCA(ファネスカ)について書きます。
一般的にセマナサンタ週間にはCARNE(肉)を食べません。それは処刑されたキリストの肉体と関係しているのだと思います。その代わりに食べられるのがファネスカというスープです。
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FANESCA。
これかなりおいしかったです。 |
中には、12種類の豆類とタラの干物が入っており、その他、卵やエンパナダなどのおかずが追加されます。セマナサンタの時期は、リオバンバのどこのレストランもFANESCAが出てきました。その影響でこの時期はスーパーやMERCADOでタラの干物が大量に売られていました。
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パックに詰められたタラの干物。
スペイン語でタラはBACALAOと言います。 |
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中央の垂れ下がってるやつ、BACALAOです。 |
また、なぜ12種類の豆類を使うのか疑問に思ってエクアドル人に尋ねましたが残念ながら理解できませんでした。キリストの12人の弟子にについて言っていたような気もしますが、確かなことはわかりません。
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数種類の豆とBACALAO。 |
ファネスカに12種類の豆類とタラの干物を入れるのは南米スタイルらしいです。ヨーロッパでは12種類の豆類だけでファネスカを作ると聞きました。南米ではいつ頃からかBACALAOも入れるようになったそうです。
そして、キリストが復活する日曜日からは肉を食べていいそうです。
「肉命」って感じのエクアドル人ですが、この時期はレストランで肉は一切出てきませんでした。さすがキリスト教の社会です。この徹底ぶりには感心しました。宗教を重要視していない私には、大変興味深い1週間でした。正直、肉が食べたかったです。
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