エクアドル、チンボラソ県PANIPE(ペニーペ)郡を訪れた際、
石焼トルティージャを食べました。トルティージャとは、トウモロコシの粉を練って、薄くのばして焼いたものです。
昔、ペニーペはトウモロコシの栽培で有名でした。しかし、ペニーペ近くのテュングラワ山という活火山の噴火により、農作物が大きな被害を受け、栽培量が大幅に減少してしまいました。現在も、定期的に火山灰が降ってきます。その影響で、人口も減り、トウモロコシのペニーペは過去のものとなっています。
そんなペニーペは昔から、石焼トルティージャが名物でした。現在もその名物トルティージャを求めて多くの人々がやってきます。
今回、私もやっとその「ペニーペ石焼トルティージャ」を食べることができました。
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① トウモロコシの粉を丸め、中にたっぷりチーズを入れます。 |
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② これが①のトルティージャを焼く石。 薪で石をチンチンにアツくします。 |
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③ アツアツの石の上に油をひき、ゆっくりトルティージャを焼きます。 |
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④ 石の熱で、ゆっくり焼かれた石焼トルティージャ。 |
見た目からして、美味いに決まっている石焼トルティージャ。食べるとやっぱり美味かったです。
鉄板やフライパンで焼かれたトルティージャよりも、ホクホクで、トウモロコシのおいしさが引き出されていました。ゆっくりトルティージャに熱を通していくので、石焼独特の味が生まれるのだと思います。
石焼トルティージャのおかげで、私の気持ちもホクホクに温まりました。
厳しい自然状況に負けず、いつまでもペニーペ名物でいて下さいね、石焼トルティージャさん。