本日、研修会をするためCHUPALLAS(チュパジャス)という村へ行きました。バス待ち時間を含めて、リオバンバから片道4時間の場所にあります。遠っ!!。
少し早めに到着したので、同僚と教会を見に行きました。すると、教会の修復工事をしているインディヘナのおじさんが話しかけてきました。「どこから来たのだ?」の質問から、話はいつの間にか「インカ帝国」の解説に変わっていました。
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インカについて熱く語ってくれたインディヘナのおじさん |
インカ帝国とはペルー、ボリビア、エクアドルを中心にケチュア族が作った国です。私も詳しくは知りませんが、13世紀に成立し、1533年にスペイン人に滅ぼされるまで続いたそうです。あの有名な「マチュピチュ」はインカ帝国が作り上げたものです。
なぜ、おじさんがインカの話をしだしたかと言うと、CHUPALLASに
インカ道があるからです。インカの人々は、エクアドルの北方から南下して最終的にマチュピチュに高度な文明をつくりました。その際作り上げ、彼らの通り道となったのが
インカ道らしいのです。
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山の中腹に、家がポツポツと建っています。あれがインカ道らしいです。 |
インカの人々は、ここCHUPALLASを通って、さらに南下していき、エクアドル南部の
インガピルカという場所に大きな文明を築き、その後、さらに南下し
マチュピチュに文明を築いたそうです。
インカ文明の遺跡として有名なのは、巨大な石の建築物であるインガピルカ遺跡やマチュピチュ遺跡です。しかし、実際はもっと多くの遺跡が存在していたそうです。しかし、1533年にスペイン人が侵略した際、その石は教会の建築に使われたそうです。
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CHUPALLASの教会。 この教会もインカの人々が加工した石で造られたのでしょうか?? |
インカのとても壮大な歴史のドラマに感動して、インディヘナのおじさんの話を聞き入ってしまいました。このインカの解説者のおかげでインカ文明に興味を持ってしまいました。今週末にでも歴史博物館に行ってインカについて勉強しようと思います。