2012年12月18日火曜日

クリスマス~日本とエクアドルの違い③~

エクアドルも日本も今はクリスマスモードです。しかし、日本人の私にとってエクアドルで迎えるクリスマスは何か物足りません。それは「寒さ」です。1年中ほぼ同じ気候のエクアドルでは、クリスマスシーズンも大変過ごしやすい気候です。暖かいところに飾られたクリスマスツリーは変な感じです。もちろん雪も降りません。その影響でしょうか、エクアドル人にとってクリスマスカラーは赤と白(雪)ではなく、赤と緑(植物)なんです。

このシーズン、エクアドルの多くの家がクリスマスバージョンに模様替えされます。
同僚の部屋にあったクリスマスツリー。
日本と同じようにクリスマスツリーも飾られますが、日本ではみかけたことのない飾りもあります。それは、ツリーの根元部分にある飾りです。
根元部分にある飾り付け。
他の友人の家ではこんな感じでした。

小屋の中にいる赤ん坊がイエスキリスト。
この飾りは「イエスキリストの誕生」を再現しています。そして、多くの人や動物がイエスキリストを囲むように配置されています。
私は友人に「なぜ、多くの人や動物がいるのだ?」と質問しました。いろいろ説明を受けましたが、しっかり理解できたかどうかは自信がありません。多分、「キリストは多くの人間、動物のために生まれた」という意味合いが含まれているのだと思います。

キリストの誕生日であるクリスマスにこの飾り付け。やはり、キリスト教本場のクリスマスデコレーションは日本と一味違います。

2012年12月17日月曜日

クリスマス~日本とクリスマスの違い②~

エクアドルの12月24日夜の過ごし方は、①家族が集まり ②豪華な食事を食べ ③クリスマスのパンを食べ ④プレゼントを渡し ④ミサに参加しキリストの生誕を祝うという流れだそうです。

今日は③のクリスマスのパンについて、説明します。

日本人はクリスマスにクリスマスケーキを食べます。エクアドル人に「クリスマスケーキを食べないのか?」と質問すると、「なんだクリスマスケーキは?」と逆に質問されてしまいました。エクアドルには、クリスマス用にデコレーションされたケーキは存在しないそうです。その代わりに彼らは、クリスマス用のパンを食べます。名前は「PAN DE PASCUA(パン デ パスクア)」です。
パン デ パスクア。
この時期、エクアドルのパン屋の店頭には、このパンが並んでいます。大きさは様々ですが、全て一人で食べるのは難しい大きさです。
パン デ パスクアの中。
PASCUA(パスクア)とは、クリスマスという意味です。クリスマス用のパンという訳です。集まった家族みんなが分け合って食べれるようにサイズはビッグです。中には、クリスマスカラーの赤と緑のフルーツが入っていて、甘く味付けされケーキみたいでした。私はこの超カロリーパンを一人で食べきってしまいました。おいしかったです。しかし、みんなで食べたらもっと美味しく楽しいんだと思います。

エクアドル人にとってクリスマスは家族が集まる日でもあります。その際、この大きなクリスマスパンをみんなで食べます。
「人を集めるパン、パンデパスクア。」 そんなパンに私もなりたい(笑)。


2012年12月16日日曜日

クリスマス~日本とエクアドルの違い①~

今、エクアドルはクリスマスムード一色です。同じクリスマスでも日本とエクアドルでは大きく違います。数日にわたってその違いをブログで説明していこうと思います。

教え子たちへ問題です。クリスマスとは何の日か知っていますか?」

クリスマスとは「イエスキリストの誕生日」であり、キリスト教の一つの行事です。ということは、キリスト教がしっかり根付いているエクアドルのクリスマスが正当で、日本のクリスマスは異質な訳です。日本のクリスマスに慣れてしまっている私にとって、エクアドルのクリスマスには、興味深いことが多くあります。その中でも今日は、「NOVENA(ノベナ)」を紹介します。

ノベナとは、12月16日から24日まで9日間にわたって行われる行事です。同僚がそのノベナに誘ってくれました。キリスト教信者でもなく、ノベナの意味も全く知らない日本人ですが、せっかくなので参加してきました。
修道女とクリスマスツリー
部屋に入ると、修道女がクリスマスツリーの横に座っていました。そして周りには多くの人々。
近所の人々や家族が同僚の家に集合。
修道女は聖書のようなものを片手に、キリストが誕生した経緯や意味などを説いていました。参加者はその言葉に耳を傾けたり、自分の意見を述べたりしていました。約1時間行った後、みんなでパンとコーヒーを飲みノベナは終了しました。これを9日間行うそうです。9日目の12月24日の夜は教会で最後のノベナが行われます。

参加してみて、なんとなくノベナの意味がわかりました。
多分、ノベナとはキリストの誕生の意味をみんなで改めて考え、信仰心を維持向上させていくものです。

日本人にとって、クリスマスは「プレゼントがもらえたり、クリスマスケーキを食べれたりする楽しい日」ですが、本当は、信仰心を高めていくという宗教的にとても大切な日みたいです。





2012年12月15日土曜日

日本のお菓子は凄い!

エクアドルのスーパーのお菓子コーナーで、最もスペースを取っているのは、おそらくオレオです。
オレオの圧迫陳列。
日本のお菓子メーカーである、森永製菓やヤマザキナビスコのオレオの青いパッケージがエクアドルのお菓子コーナーで最も存在感を発揮しているんです。すごい商品です、オレオは。

パナマのスーパーでも同じ状況でした。

パナマからエクアドル戻る飛行機でもオレオが出てきました。
機内食のオレオ。
日本のお菓子メーカーが、地球の裏側でも愛されているのは嬉しい話です。オレオの他にも、日本メーカーのお菓子をよく見かけます。

日本ってお菓子まで世界レベルなんですね。日本はすごい国です。

2012年12月14日金曜日

エクアドルの伊能忠敬

私の住むリオバンバには、偉大な歴史的人物の出生地であります。それは、ペドロ ビセンテ マルドナドという人物です。
リオバンバの中心地にある公園には、彼の像があります。
彼はエクアドル最初の地図を作成した人物です。エクアドルの伊能忠敬です。そりゃ、立派なモニュメントにもなる訳です。
彼は、その他にも、キト(エクアドルの首都)の地形図を作成したり、キトとエスメラルダを結ぶ道路の開通事業を行いました。

そんな中でも一番の大仕事は、1736年、フランス赤道測地隊に選ばれ、赤道の子午線の測量を行ったことです。世界的な科学者な訳です。

先日、同僚とキトの博物館に行った際、以下の展示がありました。
ペドロ ビセンテ マルドナドが測量をしている様子。
リオバンバ出身の彼女は、大興奮して、ものすごい勢いでマルドナドさんの偉業を説明してくれました。リオバンバ人にとって彼は大きな誇りみたいです。ちなみに、彼の息子はペドロ ビセンテ マルドナド高校に通っています。

リオバンバ、いやエクアドルでは、「ペドロ ビセンテ マルドナド」は超重要キーワードです。


2012年12月13日木曜日

エクアドルのビデオ屋さん

エクアドルにもDVDやCDを売っているお店がたくさんあります。でもレンタルビデオ屋は見かけたことがありません。エクアドルの友達が言うには、以前はあったそうです。しかし、返却しないという問題が続出したため最近はレンタル屋を見かけなくなったそうです。エクアドルならありえる話です(笑)

そんなエクアドルのDVD事情を説明します。日本人にとってhとても興味深いです。

まず、日本ではなかなか見かけないDVDがあります。似たジャンルのセレクトDVDが売っているのです。
冷酷な映画セレクションのDVD
冷酷な内容の映画が5本、一枚のDVDに収まっています。他には、ハリーポッターシリーズや、ジョニーデップ映画集などもあります。驚くなかれ、このDVD1枚1ドル(80円)なんです。1ドルならレンタルする必要もありません。

なぜ、こんなに安いのか?それは、全てコピーDVDだからです。オリジナルDVDではないので、中には再生しないDVDも交じっています。そのため、どのDVDショップにも再生確認用のテレビとDVDデッキが置かれています。
購入予定のDVDがしっかり再生できるか確認するためのテレビとDVDデッキ。
私は、5枚のDVDを試して1枚は再生しませんでした。けっこうな確率です。
再生不可のDVDの山。
エクアドルでDVDを買う際は「PUEDE PROBAR?(プエデ プロバール)?」と言って、再生確認してもらいましょう。

2012年12月12日水曜日

私の任地リオバンバに寿司バーOPEN

私が活動しているRIOBAMBAに先月、SUSHI BAR(寿司バー)が開店しました。もちろん、リオバンバ初のお寿司です。日本料理が地球の裏側の小さな町にも進出しているなんて嬉しい話です。寿司ってワールドワイドな食べ物だと改めて知りました。

日本人として、この寿司バーの料理を試さない訳にはいきません。行ってきました。
寿司バーの店構え。
名前は「KOKORO」です。
寿司は外国人に大人気な料理なんです。そのため、世界各国に寿司を出す店はあります。しかし、日本人が外国でお寿司を食べると、がっかりすることが多いと聞きます。私は「どんな料理が出てくるのか?」と疑いの気持ちを持ちつつ、店内に入りました。

この店は巻き寿司がメインでした。多分、アメリカンスタイルの寿司です。私たちは店の看板メニューと握り寿司を頼みました。
看板メニュー「揚げ巻き寿司」。
チーズ、キュウリ、マグロの巻き寿司を天ぷらのように揚げてます。
これが、なかなかおいしかったです。日本人からするとユニークな巻き寿司ですが、これが外国人にウケるお寿司なんだと思います。
外国で見かける巻き寿司は、ほとんど海苔が中に入ってます。海苔を食べる文化のない外国人にとって、黒いものに覆われている巻き寿司は、まずそうに見えるそうです。そのため、海苔は中に巻き込まれています。


握り盛り合わせ。
かわいいお寿司の盛り合わせ。
これもなかなか美味しかったです。がっかりすることはなく、お腹いっぱいになりました。リオバンバの寿司バーは合格です(笑)

この店が大繁盛してほしいと思いました。やっぱり私は日本が大好きみたいです。


2012年12月11日火曜日

31

エクアドルには「31(トレインタ イ ウノ)」という食べ物があるという噂を聞き、食いしん坊の私は、情報収集を行い31に辿り着きました。
私の食べることに関する好奇心と行動力には、自分でも感心してしまいます。この能力を他のことに生かすことができたら・・・と思い続けて30年。31歳までにはその境地にたどり着きたいものです(笑)

31を売っている店はこんな感じでした。
31を売るおばさん。
31とはスープのことでした。さっとく31を一皿頼みました。
31。
中には、あらゆる豚の内臓が入っていました。肝臓、腎臓、胃袋などなど。お店の人が言うには、とりあえず多くの種類の内臓が入っているから、「たくさん」という意味合いから数字の「31」という名前が付いたそうです。それぞれの具の個性が強いスープでした。その中でも一番の存在感を出していたのがチョリソーです。
チョリソーとは、豚肉を香辛料で味付けした腸詰めです。
普通チョリソーとは辛いものです。しかし、このチョリソーは激甘でした。中に黒砂糖がたっぷり入っていたのです。何を食べてもおいしく感じるはずの私の馬鹿舌が「ウエッ!」と言って、甘いチョリソーを吐き出してしまいました。チョリソーを口に運ぶまでは、おいしかった31とも、この瞬間に決別してしまいました。しかし、一緒に食べに行ったエクアドル人は「おいしい、おいしい」と言ってすべて食べました。

機会があれば、みなさんも31を試してみてください。私はもういいです。




2012年12月10日月曜日

そばパーティー IN エクアドル

Panama旅行から本日帰ってきました。パナマの魅力をしっかりつかんできたので、後日たっぷり報告します。

パナマ旅行に行く前、日本の友人がエクアドルに蕎麦を送ってくれました。ということで、我が家で蕎麦パーティーをしました。みんな大興奮で楽しかったです。

蕎麦を茹でるパパ。
蕎麦を食べるならやっぱりお箸です。っていうことで、まず初めにお箸の使い方講座をしました。外国人にはお箸はとても難しかったようです。

次はいよいよ蕎麦実食。
初めて見る灰色の麺に不安を抱きながらもみんな食べました。
蕎麦を麺つゆにつけて、
蕎麦を持ち上げ、
口に運びます。
なぜか、顔全体も全開です(笑)
味は、大好評でした。口に運ぶと不思議な食べ物がおいしい食べ物に変化したようです。みんな慣れない箸で一生懸命蕎麦を食べてくれました。エクアドル人にとって、麺は温かいスープに入っているものという感覚があるので、今度は温かいズープに付けて食べたいとも言っていました。

そして、意外にも好評だったのは「七味唐辛子」でした。みんな大好きで、たっぷり七味唐辛子をかけて食べていました。後から来る「ピリッ」という辛さがエクアドル人にはウケたようです。

以下の動画は、蕎麦パーティーの一部始終です。是非見てください。





2012年12月1日土曜日

エクアドルのレースもすごい

11月25日日曜日、QUITO21Kというハーフマラソンに参加してきました。首都QUITO(キト)では、毎週日曜日なんらかのレースが行われています。日本のランニングブームもすごいらしいですが、エクアドルでも完全にブームになっています。

エクアドルのレースの流れは以下の感じです。
① レース前日までに、大会のスポンサーになっているスポーツ店などで受付を行います。参加費は10kmのレースなら平均10ドル。ハーフなら20ドルが相場です。
② レース前日に、個人タイムを計測するチップと、大会Tシャツを受け取りに行きます。
③ レース当日。10kmやハーフマラソンなら朝7時頃スタート。マラソンなら朝5時スタートです。走り終わったら、フルーツとメダルがもらえます。

日本はどんな感じなんでしょうか???
レース前日のチップ受け取り場。
エクアドルのレースに参加し始めて1年以上が経ちました。今まで約20回、大会に参加してきました。現在4週連続レース走ってます。そんな、自称「エクアドルレース研究家」である私が最近思うことは、エクアドルレースの質の向上です。大会の準備、運営など、とても洗練されてきました。大会を宣伝するためのホームページの質の向上。レースが時間通り始まる大会が増えてきたなど。大会を多く行う中で少しずつ改善されてきた結果だと思います。

今回のレースでもっとも驚いたのは、ゴール地点に設置されたカメラで、ゴールした人全員の写真をとり、ネット上にアップされていたことです。しかも、名前を入力すれば、本人の写真が出てくるんです。
エクアドルレース研究家のゴールの瞬間。
カメラ目線でないのが残念・・・。
今後もどんどん、大会の質が向上していくことを期待します。研究家として、体が壊れるまでレースに参加していこうと思います。

エクアドルレース研究家は、海外のレースを視察するため、明日からパナマに行き、パナママラソンに参加してきます。そのため、1週間ブログはお休みします。ご報告までに。




2012年11月27日火曜日

エクアドルの超ハイテク学校

今週はPENIPE(ペ二ーペ)で研修会を行います。そのペニーペに、超ハイテク学校がありました。
校舎。
エクアドルでみた学校の中でダントツに綺麗。
この学校は、MILENIO(ミレニオ)と言い、国の教育プロジェクトの一つとして、最近、設立されました。最先端の設備を導入し、その中で質の高い教育を行い、チンボラソ県全体の教育レベル向上に生かすという役割を持っています。そのため、設備は日本の学校以上です。
バリアフリー。
車いすのためのスロープ。
電子黒板。
理科室。
充実した実験機材。
学校見学をして唖然としました。まるで別世界です。田舎の学校とこのミレニアムでは。

1年前の自分なら、「こんな充実した設備のある学校にボランティアは必要ない」と思っていたと思います。けど、どんな設備が充実していても、授業をするのは教師という人です。この学校相手に、研修会を進めていけば、どんな結果になるのか?とても興味深いです。
ちょっと挑戦してみようと思います。




2012年11月26日月曜日

国際電話の恐ろしさ

先日、初めて国際電話を利用しました。
パナマの航空会社へ、チケット購入の際に生じたトラブル解決のためです。

海外の生活で最も困ることの一つが、お金のトラブルです。
なぜなら、自分の思いを上手くスペイン語で伝えられなかったり、相手の言っていることがわからなかったりすると、それが大きな損害になるからです。

今回も、本当に苦労しました。国際電話で航空会社へ電話し、トラブル解決のための手続きをしました。電話のスペイン語は大変聞き取りにくく、何度聞き返したことか・・・。
国際電話をかけた電話。
個室の中にあります。

電話機の上にあるメーターには、料金が表示されます。

オペレーターの人がかわいそうになる位、聞き返したり同じ質問をしました。幸運にも、私の対応をしてくれた人は、大変親切で丁寧に受け答えしてくれました。そして、30分後なんとかトラブルが解決しました。国際電話のおかげで、大きな損害なくパナマ旅行が楽しめそうです。

そして、料金メーターを見ました。そして、一人個室で「うわ~」と悲鳴を上げてしまいました。なんと25ドルです。私の1週間の食費と同じ額です。高すぎます。

国際電話はとても便利な電話です。しかし、恐ろしい電話でもあります。


2012年11月24日土曜日

エクアドルのスポーツ LA MAMONA

グアノで研修会を終えた後、バス停まで歩いていると、見たことのないスポーツのようなゲームをやっていました。

見物人に「なんと言うゲームですか?」と質問すると、「MAMONA(マモナ)」という答えが返ってきました。
ルールは、テニスのような、バレーボールのような感じです。
① 奥にいる人がサーブを打ち相手陣地にボールを入れます。(バレーボールみたいな感じ)
② そのボールを一打で相手に返します。(テニスみたいな感じ)
③ その後、ラリーを続け、ボールを返せなかったら負け。

このマモナは、エクアドルで大昔から行われていたスポーツです。
各地区の代表選手もいるそうです。とても面白そうなスポーツでした。

けど、痛そう。私は大人しく観戦するだけにしておきます。


2012年11月23日金曜日

GUANO名物 皮製品

本日もGUANO(グアノ)で60人の先生相手に研修会をしてきました。
研修会の様子。
みんな一生懸命、私が紹介した教材を作ってくれてます。
研修会というイベントが終わった後は、またカルネフリターダを食べました。
連日のカルネフリターダ。
詳しくは、前日のブログを見てください。
今週は、食べ過ぎました。完全に太りました。けど、がんばった後の美味しい食べ物は最高です。

そんな食いしん坊にとってグアノは最高の町です。そんなグアノは食べ物以外に有名なものがあります。それは皮製品です。中心部には、靴や財布、服なのどの皮製品の店が多く並んでいます。

そして、こんなかわいい皮製品も売っていました。
お土産用アメフトボール
大学、社会人とアメリカンフットボールをやっていた私にとって、これは「ビビッ」と来る商品でした。なぜか、エクアドルのサッカーチーム名が刺繍されていますが、とてもかわいいお土産です。私はついつい2つも買ってしまいました。

でも、なぜアメフトボールなのか??。エクアドルでのアメリカンフットボールの人気はゼロです。大学にもアメフト部はありませんし、エクアドル国内にアメフトの防具など売っていません。でも、このアメフトボールはいろいろな店で販売してました。店の人に質問しても「NO SE」(知らん)という答えが返って来ました。

私が推測するに・・・。

多分、これはアメリカ合衆国からの観光客向けの商品です。グアノには、多くの外国人観光客が訪れます。アメフト大好きな観光客がこの商品を見たら、私と同じように「ビビッ」と来るのは間違いありません。

ますますグアノが好きになりました。



2012年11月22日木曜日

GUANO名物 FRITADA

今週は、リオバンバの隣町、GUANO(グアノ)郡で研修会をしています。
グアノには、多くの名物があります。CHOLASという菓子パン、CHORIZO(内臓詰ソーセージ)、そしてCARNE FRITADA(カルネフリターダ)です。食いしん坊には、たまらん町です。
チョリソーとフリターダの看板を掲げたレストランが多数あります。
今日は、グアノのフリターダを紹介します。
カルネフリターダとは、簡単に言うと肉の揚げ物です。
カルネフリターダ。
大きな鍋に、ニンニクや玉ねぎなどと共に大量の肉を入れ、火にかけます。後に肉から油が出て、その油で、肉が揚がります。エクアドルのどこでも見かける料理です。

グアノには、エクアドル料理の定番であるカルネフリターダの店がズラリと並んでます。しかも、他の場所よりおいしいんです。さすが名物だけあります。でも一つの疑問が浮かび、店の定員に質問しました。

「なぜ、グアノのフリターダは有名なのか??」

すると、思いもしない答えが返ってきました。

「昔から、グアノには大きなプールがある。そのプールに訪れた人は、帰りにカルネフリターダを食べてグアノを去るというスタイルが一般的であった。その影響で、この辺りは多くのカルネフリターダの店があり、味も良い。」

確かに、エクアドル人にとって、「プールに行く。」というのは、大イベントです。そのイベントの帰りに、美味しいカルネフリターダにかぶり付いて、帰宅するというスタイルは納得です。

私も、研修会というイベントを終え、カルネフリターダにかぶりつきました。最高に幸せでした。これは、癖になります。

2012年11月21日水曜日

リオバンバ 10kmレース

11月18日㈰に、リオバンバ郡で行われたCEMENTO CHIMBORAZO 10k(セメントチンボラソ)というレースに参加しました。私の任地リオバンバで行われる大会の中では、最も規模が大きい大会です。参加者は2500人もいました。

エクアドルでも有名なセメント会社が主催の大会です。
去年もこの大会に参加しました。その時と大きく変わったことがありました。
それは、気付かないうちに、リオバンバ内に多くの知り合いが出来ていたことです。ウォーミングアップしているときや、スタートラインに並んでいる際、多くの人が「GENKI」と声をかけてくれます。一年前は、小声で「CHINITO(中国人)が並んでるぞ」と、陰口を言われていたのがウソのようです。
リオバンバに1年3か月以上生活してきた成果です。

スタート前の様子。
毎朝、ランニング中挨拶をかわすおばさん達。
午前7時。2500人のランナーがスタートしました。
エクアドルのシンボル、チンボラソ山に向かってスタートしました。
走っているときも、去年と大違いです。
昨年は「CHINITO ANIMO(中国人がんばれ)」という沿道の声援を受けていました。
今年は「GENKI ANIMO」と固有名詞で応援してくれます。しかも、10km走る間に、10回近くGENKIという響きを聴くことができました。固有名詞で応援してくれた人たちは、私の研修会に参加したことのある小学校の先生たちです。チンボラソ県内で100回以上、研修会をしてきた成果です。本当に驚きました。多分、声をかけてくれた先生たちも「あのGENKIが走ってる???」と驚いていたと思います。これを機に、研修会の依頼が大幅に増えることを願います。

そんな沿道の声援のおかげで、とても気持ちよく走ることができました。ほんま地元っていいもんです。

2012年11月20日火曜日

PENIPE名物、石焼トルティージャ

エクアドル、チンボラソ県PANIPE(ペニーペ)郡を訪れた際、石焼トルティージャを食べました。トルティージャとは、トウモロコシの粉を練って、薄くのばして焼いたものです。

昔、ペニーペはトウモロコシの栽培で有名でした。しかし、ペニーペ近くのテュングラワ山という活火山の噴火により、農作物が大きな被害を受け、栽培量が大幅に減少してしまいました。現在も、定期的に火山灰が降ってきます。その影響で、人口も減り、トウモロコシのペニーペは過去のものとなっています。

そんなペニーペは昔から、石焼トルティージャが名物でした。現在もその名物トルティージャを求めて多くの人々がやってきます。
今回、私もやっとその「ペニーペ石焼トルティージャ」を食べることができました。
① トウモロコシの粉を丸め、中にたっぷりチーズを入れます。
② これが①のトルティージャを焼く石。
薪で石をチンチンにアツくします。
③ アツアツの石の上に油をひき、ゆっくりトルティージャを焼きます。
④ 石の熱で、ゆっくり焼かれた石焼トルティージャ。
見た目からして、美味いに決まっている石焼トルティージャ。食べるとやっぱり美味かったです。

鉄板やフライパンで焼かれたトルティージャよりも、ホクホクで、トウモロコシのおいしさが引き出されていました。ゆっくりトルティージャに熱を通していくので、石焼独特の味が生まれるのだと思います。

石焼トルティージャのおかげで、私の気持ちもホクホクに温まりました。

厳しい自然状況に負けず、いつまでもペニーペ名物でいて下さいね、石焼トルティージャさん。

2012年11月19日月曜日

エクアドルの家庭飼育

今週末の土曜日は、同僚の親戚の家に泊まりに行きました。
その家の家主は、退職後PENIPE郡に素敵な家を建て、田舎生活を満喫している夫婦です。
彼らの家。
二人暮らしにしては大きな家です。
彼らは、この家の一部を安宿として活用し、観光客を受け入れる施設にする計画を立てています。
彼らの家の周りには、川や山、畑があり、自然に満ち溢れていました。
家の庭からの景色。
そんな自然派家族の家には、やっぱり鶏がいました。エクアドル人はよく鶏を飼育しています。理由はとてもわかりやすいです。
「食べるため」です。ペットではなく家畜です。
「食べるために鶏を愛情をこめて育てる。」という感覚が、日本人の私にとってはとても新鮮に感じられます。
この家のご主人。
一日2回、鶏に餌を与えます。
鶏に接している時のご主人はやさしい笑顔で、愛情に溢れていました。

なんと、土曜日の夕食は、ローストチキンでした。
ローストチキン。
ビールと数種類の野菜を混ぜた液の中に、付け込まれた後、ローストされた美味しい鶏肉。

私が、「このチキンは、庭で飼っていた鶏ですか?」と質問すると、ご主人は、あのやさしい笑顔で「もちろん、そうだ!」と答えてくれました。

私はいつも以上に、一口一口、味わって鶏肉さんを頂きました。ご馳走様です。



2012年11月18日日曜日

不思議な果物 GUABA

果物屋でGUABA(グアバ)という面白い果物が売っていました。
グアバ。
超巨大カマキリの足のような見た目の果物でした。一本の値段は50センターボ(約40円)。エクアドル支部長は即、購入を決断。

食べ方は、枝豆のように皮を開いて、中の実を食べます。
皮を開いた瞬間。
木のように固い皮を、メキメキっと開くと、饅頭のような白いものがきれいに並んでいました。この白い部分を食べます。

白い果肉部の中には大きな種。
味は、なんとも表現しにくい感じです。生カカオにそっくりな味でした。見た目はテンションの上がる果物ですが、味は平均点以下です(笑)。